病にかかった友人

きのこ

第1話

俺の親友、高田 浩介は、とても重い病気にかかっている。

治す方法は、無い。


浩介がその病気にかかったと知った時、俺は心から悲しんだ。もはや自然治癒を祈るしかないという。


その、浩介の病名は………



「ヨゥ、中田ァ。今日も我と共にこの"マザーパワー"を摂らないか?」



厨二病。



もはや彼を止めることは出来ない。ちなみに"マザーパワー"は、弁当のことだ。


「はは。いいよ。どこで食べる?」

「決まっているだろう、聖なる星の見える場所だよ。」

多分屋上のことだ。うん。多分そうだ。

「いいね!行こう行こう。」


「フハハハ!我の"マザーパワー"には幻のスタービーフが入っているぞ!」

すたー…びーふ?なんだそれ。よく見ると星型に作られたハンバーグだった。

いやはや、彼の言うことはほんとに分からない。

「それでは再び出会うまで、さらばだ!」

「うんじゃーねー。」




厨二病って疲れるな。

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