夏の不思議

@allaka

第1話 帰り道

 夏休み この言葉を聞くたびにこの不思議な出来事を思い出す。


 私の通学路の近くには墓場がある。 その前を私は、毎日通っている。 中一の夏休み私は、部活動があるのでいつものように学校に登校していた。 そのような日が毎日続いていた。

 お盆の時、休みはあったが最後の日だけが部活がだった。 朝自転車で登校する時、墓場の前で一人の老人が立っていた。 私は、軽く挨拶をしすれ違った。

 部活動が終わった。 当たりは薄暗くかったので自転車のライトをつけて下校している時だった。 墓場の前を通る時 墓の回りに白い影が見えた。 墓場に注目していると目の前に一人の老人が立っていた。 私は、思わずブレーキを掛けたが間に合わず老人に激突した。

しかし、当たった感触はなかったそれ以前にぶつかる時に寒気と声がした。

 「そろそろ 帰るか」

 私は、その場で止まりしばらくして自転車で走り帰った。私の肩には、白髪がついていた。


 

 

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