【ボクたちはいつの間にか……うん、いつの間にか、ボクたち自身でも気付かないうちにだよ、機械に判断を委ねることに染まりきってしまった。自分自身で物事を決めるっていう考えが誰の頭からも無くなってしまっていたんだ】

◆基本データ◆

　コードネーム：ネリヤ星人

　種別：漂流宇宙人

　身長：地球人と同様

　体重：地球人と同様

　登場エピソード：第五話「楽園へのパスポート（前編）」、第六話「楽園へのパスポート（後編）」

◆解説◆

　気候条件や生命発達の歴史において地球と瓜二つの惑星「ネリヤ」で暮らしていた宇宙人。身体能力はホモ・サピエンスよりも上のようだが、外見などは地球人とほぼ変わらない。

　ただし、築き上げた科学文明は地球の数歩先を行っていた。政治や軍事、経済、司法といったマクロな事柄はもちろん、個人の人生設計や日常の生活に至るまでを高度に機械化していくうち、やがて惑星管理用の汎用ＡＩ「ティマリウス」に何もかもを依存するようになってしまった。

　最終的に「宇宙にとって生命は不要」と判断したティマリウスによってネリヤは滅ぼされ、ネリヤ星人は散り散りになって宇宙を彷徨うこととなる。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい