魔王学園の反逆者 ~人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる~
久慈マサムネ
プロローグ
俺の名は
一ヶ月前までは、普通の学校に通う高校一年生だった。
それが今では、悪魔たちが通う魔王学園の生徒で、次期魔王候補。
何があったのかって?
そんなの、俺が知りたい。
だが、これだけは分かる。
普通に暮らしていた時には知る由もなかった秘密が、この世界は存在する。
この世ではない世界「魔界」や、悪魔と呼ばれる「魔族」は存在する。
しかも俺たち人間は、魔族の支配下にある。
魔族にとっては人間など、奴隷か家畜のような存在なのだ。
だから魔王候補となり魔王学園に通う俺も、はっきりと差別を受けている。
魔族にとってはそれが当たり前。
魔力もなく、魔術も使えない人間など、まったく劣った生物にしか見えないのだ。
しかし、こんな俺を次期魔王にするために頑張ってくれる三人の眷属がいる。
とても美しく、優しく、強い、俺の眷属であり仲間たち。
彼女たちのためにも、人類のためにも、俺は次期魔王を決める戦いに勝たねばならない。
しかし敵は人類を超越した魔族。
そこから選び抜かれた最強の化物たち。
一方俺は何の変哲もない、ただの人間に過ぎない。
だがそんな俺にも、俺だけの武器がある。
それは武器であり、魔王候補の証。
それはある朝、突然にやって来た──
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