第1話 電車で人間観察をしてみる
私が住んでいるところは田舎。でも、ポ○ンと一軒家にでてくるような田舎というわけではない、時間がゆったりと流れてゆく"いい具合"の田舎です。
そんな田舎だから、電車には割と人が多いのです。
暇を極めすぎて私は、「そうだ!周囲の人を観察してみよう!」と思いました。暇を極めると決まって変なことを思いつくものです。
(花:そ、そうなのかな!?)
だから私は、人間観察を始めてみました。
そうすると結構いるんです、面白い行動をしている人が。
ここでいう面白い人という呼び方は決して相手を馬鹿にしているわけではありません。その人の行動を見て「ふふっ」と微笑ましかったり、「わお」と驚きを発見できる人のことです。
私はボックス席の窓側に座るのが好きでよく座っています。この席、電車に乗っている人も、電車から見える風景もよく見えます。だから、人間観察をしたい方と電車からの風景を見たい方に滅茶苦茶オススメです。ボックス席のある電車に乗ってる人は座ってみて下さい!あの席の良さはやっぱり...(つらつら)
(花:なぜ急にオススメ紹介コーナーが始まっているのだろうか?でもね、わかります、私もあの席好きです!語りたい気持ち、とってもわかるけど話が進まないので進めます。ごめんね!)
ボックス席の話ですね、ええっと、そう!ここはたくさん人が見えるんです!向かい側の席に座っている人、通路に立っている人、通路側の席に座っている人など色々な場所の人がたくさん見えます。
人間観察は暇つぶしには結構
ここで、私、紗枝流!人間観察の仕方を紹介したいと思います。
①面白そうな人を探す。
何よりここが一番難しい!でもね、必ずいるんです。面白い人。
もう一度言いますが、ここでいう面白い人という呼び方は決して相手を馬鹿にしているわけではありません。その人の行動を見て「ふふっ」と微笑ましかったり、「わお」と驚きを発見できる人です!あと、かわいい行動をしてる人とか。
(花:私、電車に乗ってる時変な行動してないかな...心配になってきた...)
②怪しい人に見えない程度にじーっと見るのではなく、ちょろっと見る。
さすがにじーっと見られたら「なんですかぁ〜!そんなにこっち見ないでぇ〜!」ってなりますよね?それは相手に対して迷惑です。よろしい行動ではありません。絶対にしないでくださいね!
いい具合にちょろっと見てみて下さい。
(花:いい具合ってなに!?アバウトすぎないか...?)
ここからは実際に
〈ケース1〉癒される小さな子の行動
実は私、小さい子が大好きなんです...
年齢が低いからこその言動が魅力的で、赤ちゃんから幼稚園や保育園の年代の子まで、電車にいると見つめてしまいます。そのおかげでよく目が合うんです。目があったらニコッと笑顔を向けてみます。そうすると大体の子がそれはもう言い表せないほどのかわいい笑顔を見せてくれます。好き...ってなります。もちろん笑顔が返ってこない時もありますが、存在自体がかわいいので、問題なしです。とにかく癒されます。
(花:わかる...かわいいよね...私も好き...小さい子がいたら話しかけたくなります。怪しい人だと思われたら嫌だからしないけどね...本当はめちゃくちゃお話ししたい...)
あとこんなこともありました。
3〜4歳くらいの子が駅員さんの車内アナウンスのモノマネをしてたんです。本当にかわいすぎて、心臓が撃ち抜かれました。その日1日は、幸せに溢れて過ごすことができました。
〈ケース2〉目の前の人が読んでいた本
私の目の前の人が読んでいる本をなにかな?とちらっと覗いてみたところ、私の一番のお気に入りの本でした。本好きの皆さんにならわかっていただけると思うのです...この嬉しさを!
(花:わかる...同じ本読んでる人いたらそれだけで親近感わいて嬉しくなっちゃう...)
その方はその本の残りあと10何ページというところくらいまで読み終わっていました。ふと表情を見ると少しだけ目がウルウル。「わかります!そこのページあたり、感動のクライマックスですよね!!!私も好きです!」とひとりでその方に同情していました。その後、その方は私より先に電車を降りて行きました。私は心の中で「さようなら」、と手を振っておきました。
まだまだありますが今回はこの辺で!
「観察」して癒されたりほっこりしたり、幸せな気持ちになったり、得られるものは多かった!!!そう思います。
電車で暇を潰そうと思っていただけだけれど、以外とたくさんの益が得られました。
まだまだ電車は可能性を秘めているはずだ!!
(花:電車に可能性を見出している!すごい!なんだかすごい!電車すごい!)
*
紗枝さんはこれからも電車で楽しみを見つけていきます。
どうかお付き合いください!(にっこり!)
あ、今回ツッコミを担当させていただきました、第三者視点を担当させていただいた、「
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