11話目 宮本 志郎

その日から帰って暇してると

お母さんが帰ってきた


母「ただいまー!!」


「え、お、おかえりなさい!」


だけど、母1人じゃなかった


母「あ、紹介するわね!

琉華の新しいお父さんの『宮本 志郎』さんよ!」


志郎「こんばんは」


と、その人はふわっと笑う


「いやいや、待って…

“新しいお父さん”ってことは再婚?

そんなのやだよ!!」


母「これは決まったことなの!!

琉華は従ってなさい!!」


志郎「奴隷のように、な?」


まって…お母さん


“従ってなさい”?


“奴隷のように”?


お母さん変わったの?

お母さん……どういうことなの?


私の意見を聞いてよ…!!


こんなのお母さんじゃないよ…!!!


私のために考えてくれてたのは?

私のことを考えて泣いてくれたのは?


今のお母さんは変わったの?

数日の間会わなかっただけで?


それとも…志郎とかいう人のせい…?




教えてよ、お母さん…!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る