第9話 0歳児と一緒に参加する「みちのくコミティア」

 やってきました「みちのくコミティア」当日!

 長かった……ここまで費やした文字数、約17,000字。やっとイベントレポートが書けます♪


 キャリーバッグなど、イベントに必要のない荷物はホテルのお部屋に置いて、ベビーカーを押しながら歩いてビックパレットふくしまへ。

 当日は朝から雨がだんだん強くなってきていたので、必要なものだけの軽装備で出てこられたのは助かりました。連泊にしておいて良かった!


 会場に着くと、すでにサークル入場が始まっていました。と、言うことは、入口横に並んでいるのは一般待機列……! たくさんの方が並んでいました。

 入場したら、忘れないうちにティアズマガジンを購入! みちのくコミティア名物、カタログについてくるCOMETIA(@玄米1.5合)もゲットしました♪

 サークルスペースは、カスタムスペースが並べられている壁際の真ん中らへん。申し込み時に提出したレイアウト図の通りに備品が並べてあって、感動しました。これ、スペースごとに指定されたレイアウトをしなくちゃいけないので、机並べるだけの会場設営よりかなり大変ですよね……スタッフさんに大感謝ですっっ。

 こぐまちゃんの乗ったベビーカーをスペースの後ろに置いて、宅配搬入した荷物を持ってきて、いざ、サークルスペースの設営!

 本を置く棚を組み立て、アクセサリーを掛けるボードを立て、ポスターをパネルに貼って、ポップを配置して、作品を並べて並べて並べて……。

 ベビーカーから「遊んで〜」コールを送ってくるこぐまちゃんの相手をしながら、おやつで間を持たせながら(※1)、おうちのひとと二人掛かりで、なんとか時間内に終わるよう頑張りましたっ。

 L字に並べた机の前面には本を、側面にはアクセサリーを中心にディスプレイ。前面机横にパネルを配置したので、そこにはポスターを貼りだしました。パネルは、こぐまちゃんの託児スペースが外から丸見えにならないように配置したのですが、カスタムスペースの備品でパネルを借りたら大きなポスタースタンド(※2)が必要なくなったので、一石二鳥でした。

 ディスプレイの後は、こぐまちゃんの託児スペース作り。パネルの後ろに予め搬入しておいたジョイントマット(※3)を敷き詰め、その上にキルティングの布を掛けて、食事用の小さなちゃぶ台とオモチャを置いたら、小さな託児所のできあがりです。ちゃぶ台の上にはこぐまちゃん用のストローマグを乗せて、いつでも水分補給ができるように、下には離乳食とおやつを忍ばせておきました(※4)。


 会場時間が来て、主催さん(かな?)の元気な挨拶があって、拍手があって。久しぶりに、イベントに来たな〜!って、この感じ!

 妊娠・出産・育児・引越と目まぐるしく生活環境が変わって、でもまた変わらないこの場所に戻って来られたのを実感できた瞬間でした。


 イベント中は、ひっきりなしに人が行き来する感じで、活気がありました。家族連れが意外と多かった印象ですかね。カスタムスペースは面白い展示のサークルさんが多くて、その並びに入れてもらえたからか、たくさん見てもらえました。


 お知り合いのサークルさんも何人かいらして、久しぶりにお会いできて楽しくお話しできました♪ 差し入れやプレゼントも、とても嬉しかったです。委託スペースの本も、今まで買えなかった分を色々と購入できました。


 そういえば、自分のことではないのだけれど、今までイベント出展していても出会ったことのないアクシデントがありましたので、さらっと。

 開催時間直後あたりに、企業出店の画材屋さんがイベント日程を次の日と間違えていて、誰も来ていないと放送が入り、「えっ、痛恨のミスでは……つ、つらい!」と思った直後に、

「……今から、埼玉から車を飛ばして来るそうです」

なんて驚きの放送がきて、その数時間後には、

「画材屋さんが到着しました。手の空いているスタッフは全員、設営を手伝いに来てください〜!」

って放送があって、そしてようやく……

「準備が整いましたので、販売開始します!」

との放送に、会場内は拍手で包まれ……。

 なんだか、自分のことでもないのにヒヤヒヤしたり、ホッとしたり。画材屋さんには申し訳ないけれど、ちょっと放送の動向を楽しんでしまいました。

 なんというか、あったかいイベントだなあって。


 会場で食べたごはんの話。

 会場内には飲食販売ブースの嶋ちゃん(お店の名前? 人名?)があるのですが、そこの食べ物がとにかくどれもこれも美味しいのです。嶋ちゃんの天かすおにぎりは出汁がいい感じにきいていて、離乳食でお腹いっぱいになったはずのこぐまちゃんもモグモグ食べてました♪

 あと、驚きだったのが蒸しトウモロコシ。すんごく甘いんですよ〜! これ、次の日の温泉旅館でもトウモロコシの料理が出されたのですが、これも甘々でめちゃうまでした。あとで気になってググったら、福島県産のトウモロコシってすごく糖度が高いのだとか。東京にいて情報の入ってくる福島の農産物って、お米や桃のイメージしかなかったので、現地で食べてみてその存在を意識できるっていいなあと。本当は嶋ちゃんのシフォンケーキが食べたかったのですが、売り切れで……でもこのトウモロコシが食べられたのは、甘味的にも大満足でした。


 さて、イベント中にぐずったりしないかと心配だったこぐまちゃん。蓋を開けてみると、お昼ごはんを食べたあとはベビーカーでお昼寝に入り、終了時間30分前くらいまで、数時間ぐっすりんこでした〜!

 家だとちょっとした物音でも起きちゃったりするのですが、イベント会場の雑然とした雰囲気が逆に心地よかったのかな? そんなわけで、熊のサークルスペース写真にはすべて、後ろの方にベビーカーからはみ出したこぐまちゃんの足が写っております(←)。

 こぐまちゃんに関しては、イベント中にスタッフさんから「雨でしたがベビーカー大丈夫でしたか?」と心配していただいたり、帰り際にもこぐまちゃんに「ずっと、おりこうさんだったね〜^^」と声をかけていただけたりして……。ああ、気にかけてくださっていたのだなあと、申し訳ない気持ちもありつつ、素直に、とても嬉しかったです。

 こぐまちゃんは起きているあいだも、託児スペースで楽しそうに遊んでいたし、家族みんなで楽しい1日を過ごせて、本当に良かったです。0歳児連れのサークル参加をあたたかく受け入れてくれたスタッフさんはじめ、周りのサークルさんや参加者さんすべてに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に本当に、ありがとうございました……!



***

 イベントレポート書けました〜! 産後のイベント復帰が、とっても嬉しくて楽しい日になったんだよ〜!って伝えられたかな? さて次は、もう一つのイベント。次回第10話「0歳児と一緒に温泉旅館」をお待ちください。



***

※1:遊んでコールとおやつ

泣いたりぐずったりがなくても、いつも「遊んでよ〜!」って、めちゃアピって来るかわゆいこぐまちゃんです。そのお相手をしてあげないといけないのだけど、ずっと遊んでいると設営ができないので……、最終兵器「おやつ」をあげると、食べているあいだは少し時間が稼げるのでした。おやつは赤ちゃん用に作られたベビーせんべいやクッキーをいつも用意しています。虫歯にならないように注意!


※2:ポスタースタンド

大きめのポスターを立てて飾れる、イベント七つ道具のひとつ。熊は「PO.SU.TA.」を使っています。部品が分解できてコンパクトに運べるのが便利。その分設営での組み立てに手間取ったりもするので(熊の背が低いのと、不器用なのが原因です)、ポスターがそのまま貼れるパネルはとても楽でした。


※3:ジョイントマット

子育ての味方! 正方形にパズルのようなデコボコのある、厚みのあるマット。デコボコを合わせてジョイントできる仕様で、部屋やスペースの広さに合わせられるので便利。子供の過ごす部屋に敷いておくと、転んだときの衝撃を和らげたり、ごはんや飲み物をこぼしたときのお掃除が楽に。素材は色々ありますが、EVA樹脂というのが多いかな? お風呂マットみたいな素材です。

クッション性があるので、立ちっぱなしでいても足の裏が痛くなりにくく、デザフェスに出展していたときにも、ブースに敷いて足の負担を軽減してました。


※4:実際のスペースの様子

文字だけだと分かりにくいですかな……? そのときのツイートに写真を載せてますのでご参考に。

・スペースディスプレイ

 https://twitter.com/cumazou3/status/1150763995801853958

・こぐまちゃん託児スペース

 https://twitter.com/cumazou3/status/1150768897915645952

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