一応、作者をしている身として、相手の気持ちがわからないこと、自分の気持ちに蓋をしてしまうこと、ということについては触れてきましたが、そこをコメディーに落とし込むことができない自分がいました。この作品では、相手の好意を信じられないというか有り得ないと断じる主人公が「普通にいい人」であるせいでやきもきしたり、こじれたり、すれ違ったりします。永作くん、個人的には友達にしてしまうとめんどくさそうだけど、物語の主人公としてはとても好みです。