A Law On The Bed
床町宇梨穂
A Law On The Bed
そこにベッドがある。
キングサイズの大きさで、ほぼ正方形だ。
一人で寝る時はベッドの左側に寝る。
体の関係がある女の子と一緒に寝る時も、僕は左側に寝る。
しかし、ただの友達、そう女友達とそこに寝る時には、その子達が左側に寝る事になる。
理由なんて別にない。
意識してそうなるわけでもない。
ただ自然に僕はベッドの右側に寝る。
結局、僕がそのベッドに寝て仰向けになると、女友達は僕の右側に寝ることになる。
もし、僕達がセックスをするのであれば、僕の利き手の右手が使えないことになるのでとても不便だ。
もちろん彼女達とセックスをするわけではないので、利き手が使えないとかそういう問題はどうでも良い事だ。
しかし、彼女達がベッドの右側に寝ていたら、僕達は体を重ねていただろう。
僕達は無意識のうちに友達の境界線を越えないようにしているのかもしれない。
ベッドの右側と左側。
彼女達と関係を持つか持たないのかはベッドに寝る位置にあるのかもしれない。
セックスをする時、僕はいつも首を左側に向ける事になる。
女友達をの寝顔を見る時には首を右側に向ける事になる。
ベッドの上の法則・・・・・・。
今度彼女が泊まりに来たら、何気なくベッドの右側に寝ることを勧めてみよう・・・。
A Law On The Bed 床町宇梨穂 @tokomachiuriho
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