開く扉 ④

扉を開けたら、そこは異世界だった。

「まあ、なんてハンサムなの?」

白い羽を生やした少女がうっとりと俺を見つめている。

「ねえ、私のお屋敷にいらっしゃいよ。歓迎するわ。」

と、その傍にいた栗毛の豊満な美女。なんて可愛らしいんだ。

「ねえ、僕と一緒に来なよ。 」

「私の所へ身を寄せたまえ。お前を気に入ってしまった。」

くそ、この状況でチートなハンサムかよ。

俺たちは純白の衣装に身を包んだまま、すでに離婚を考えていた。

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