宿命

扉を開けたらそこは異世界だった。

「今からあなたの願いを三つまで叶えて差し上げましょう。さあ、これをお持ちください、あなたを幸せに導くでしょう。」

綺麗な女の人が現れ、穏やかな笑みを浮かべて私を見ている。

「もうそういうの、うんざりです!さっき幸福の壺なんか買わないって言ったじゃないですか!」

何度それで痛い目を見ていることか。これ以上幸福グッツが増えるのはうんざりだ。

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