初雪花

✧ 船(ふね)




  青空の下で......ある子供こどもは、砂濱すなはまで遊びます。




  彼は...うれしいの気持きもちで、砂浜すなはまの上にを描いている...。




  この絵『 海上かいじょうふね 』...完成したとき満足感まんぞくかんが彼の心から生まれた。




  太陽たいようみたいの笑顔えがおは、きらきらかがやいて......まるで、『 全世界ぜんせかい美好みよし 』が彼の笑顔に見えるようだ。




  彼の...中に、『 ひかり 』がある。心から...その光は......あたたかくて、あかるくて、まぶしくて...。




  それは......彼の心 なかに、『 素敵な希望きぼう 』があるから...。




  時光ときみつながっていたとき......彼は日々ひびおおきくなった、心中の『 素敵なねがい 』も...どんどんつよくなる。




  でもね......。




  きましたのってく、笑顔えがおして、おやに見るでも...。




  自分でつくった『 船の模型もけい 』をて、期待きたいしている、親に見るでも...。




  全部ぜんぶ無視むしされた...。




  白紙はくしの上で......『 海上の船、青空と白雲はくうん 』......『 希望 』を描いたのが、悲傷ひしょういろに...まる。




  ときに、「 夢を見るな! 」の話...。




  時に、「 遊びにだけよ。 」のはなし...。




  そんな話をよく聞きました。




  同時どうじに、私 自身じしんは...心からの『 かなしさ 』をかんじる。




  心情しんじょうが暗いとき、私はやまの上に行く。




  ふねの模型を渓流けいりゅうの上にく、そして...あしが、模型船もけいせん移動いどうしている...こうやってあそびます、こうやっておもわずまた笑顔えがおた。




  山中さんちゅう......きらきらしているの流水りゅうすい、とながれての模型船......見てるだけでうれしいです。




  こんな『 あそびの時間じかん 』なかで、暫時ざんじに...不愉快ふゆかいのことをわすれる。




  一人ひとりで遊ぶ、だれもいないのところで......『 心霊しんれい 』のしずかな時間をごします。




  はるよる...私は、そとからうちかえりました。




親A:「 また一人ひとりふねが、こわされた。 」




おやB:「 可哀かわいそう...... 」




親C:「 『 砲火ほうか 』は、感情かんじょうがない。 」




  おやAは、私のまえる...私にはなして...「 おまえも...かれらのようにると、ダメだよ!かった? 」。




  「 うん...。 」私はこう返事へんじして、心から『 本当ほんとうの声 』が...えない。




  ( きたくない......こんなはなし




  あさ......『 ビーチサンダル 』と私、また一緒に海辺うみべへ行く。




  なみが、砂浜にげる...。




  砂浜で散歩さんぽしているの私、晴空はれぞら見上みあげて......。




  綺麗な...青空。




  ふわふわの...白雲。




  の前には、れての世界。




  でも...。




  心の世界に......まだあめってる...。




  土曜日の午後ごご、外から家にもどるの私、おやこえいた...。




親C:「 ゆめるなんて、バカバカしい。 」




おやB:「 ですよね。 」




  こころきずついたのはなし......。




  まわりのひとたちも、残酷ざんこくの話をって...。




  ( だまれ... )




  昨日きのうも、「 ゆめはなしうな! 」とわれました。




  ( もういい... )




  わらひともいる...。




  ( やめて... )




  こころからの声......。




  私の...『 本当のこえ 』が、た...。




  「 こんな...『 ゆめがない、希望きぼうもない 』のはなし




  「 もうやめて...... 」




  星空ほしぞらよる海邊うみべすわっての私...。




  海水かいすいの匂いを...いてる。




  海浪うみなみ声音こわねを...いてる。




  空のほしを...見てる。




  もしも...『 ながぼし 』は、願いを叶えるなら...。




  私は...綺麗なほしたちがいるのそらに、ばして...。




  「 一つの流星を、ちてください。 」




  『 夢みたいのはなし 』を...って。




  そして、なが時間じかんを......てる。




  でも......『 夢みたいのこと 』を発生はっせいしません。




  そらは......ただ一つの流星りゅうせいも、私ために...ちたくない。




  ある深夜しんや3時......私は、へんな夢を見ました。




  夢のなかで、きらきらの巨人きょじんたちがいる...。




  巨人の全身ぜんしんは、ひかりにしかえない。




  まるで...『 光 』の存在そんざい...。




  友善ともよしの巨人たちが、親切しんせつに『 ふね 』のつく方法ほうほうが、私におしえて...。




  毎回まいかい...深夜3に、この変な夢...『 巨人の夢 』を見ます。




  そして、毎次まいじ...巨人の夢を見ました...わすれないように、すぐに自分の手で『 夢中むちゅうの船 』をつくります。




  こんなことが......できるかどうか、からない。




  分かるのは、『 やってみたい 』......。




  一歩いっぽ一歩で前進ぜんしんすれば、単純たんじゅんに...『 よろこび 』をかんじます。




  こんな事を、しているとき......。




  好奇こうき眼光がんこうで見てる...の人がいる。




  嘲笑ちょうしょうしてる...の人もいる。




  見知みしらぬひと......私のそばにました。




  私の『 やること 』に興味きょうみがある。




  そして、学習がくしゅうしたいの人がある。




  私は......親切に、彼らに教えて...。




  相手あいては、らないひとだけど...。私にとって...『 夢がある、希望もある 』の人は...『 親切しんせつな人 』です。




  時間じかんが、んでっていた......。




  夢中の船を...完成かんせいした以後いご、この変な夢を見ません......巨人の夢、もう出現しゅつげんしません。




  この期間きかんに......私は...たのしい時間じかんごした。




  でもね......。




  この...あふれての気持ち......どうすればいいの?




  『 わらない日々ひび 』をごして...そんないやな日々に......もうかえりたくない。




  『 素敵なゆめ 』に...私の夢に、この...どうしようもない感情かんじょうが......どうすればいいかなぁ?




  月日がっぴってしまいました......。




  私は......心中しんじゅうに、一つのことを...めた。




  くもおおいの午後ごご......。




  『 船のつくり方法 』は、全部ぜんぶが教えたのあと...。




  突然とつぜんに...「 明日あしたも、る? 」...少女しょうじょは、私にきます。




  少女の『 簡単の言葉ことば 』が、私の『 心の悲しさ 』をこる。




  海風かいふうが吹いている......。




  まるで、言葉をうしなわれた。




  私は......なにも答えない。




  最後さいごに、私は...微笑びしょうして、やさしいで彼女の頭にさわって...。




  なにわない、そのままで......かえります。




  この悲しい気持きもちが、多分たぶん...私のこたえだろう。




  今夜こんや、また『 いやな話 』をいた...。




  朝......『 なつの空 』に見て...「 今日きょうは、いい天気てんきだな~。 」私はこうって...。




  巨人の夢は、深夜3時なら......私の夢が、『 午後3時 』からいいんだ。




  午後ごご3時に、自分で造ったの船をって、私は海上でまえすすむ......船上せんじょうはたがひらひらといて...。




  『 旗幟きし 』の絵は、私が描いたの...『 青空と白雲 』です。




  船上の私は、キラキラな『 てんと海の境界線きょうかいせん 』へ前進 ちゅう......。




  ほかの船も海上で移動している......でも、彼ら...一つずつの船上の旗幟は、『 せんに支配されたの人形にんぎょう 』のがある。




  彼ら...おおくの船が、私のまわりにる...。




  外観がいかんが同じの船が、どんどん私の船にちかづいて...。




  それ統一とういつの船は......最後さいごに、私の進路しんろ阻止そしした。




  目のまえに、きらきらの境界線が...もう見えない。




  私は、そらに見上げて...綺麗な『 あお 』を見て、わらった...。




  そして、ゆっくりじて......大好だいすきな『 藍色あいいろの空 』が、心中に保留ほりゅうした。




  砲火のおとが、ひびく...。




  毀れたの声音こわねも、こえます...。




  でも、私の船が...無事ぶじように、なにかんじない......。




  そして、ゆっくり目をひらいて......私は、『 べつの船 』が毀れたの場景じょうけいを見ました。




  砲火ほうかの音が、もう一度いちどに響く...。




  目の前に、一つの火石ひいしが......私の船に飛来ひらいして...。




  そして、その火石が...かされまわる...ぎゃくに、もとの船にんでく...。




  『 透明とうめいなバリア 』は、自分の船をまもった。




  おおい火砲は、一緒いっしょに私の船に...飛来します。




  もう一度に...『 魔法まほうの防護カバー 』は、自分の船を保護ほごした。




  多くの火砲かほうが、もとに...弾かされ回る。




  つぎは、大海たいかいが...魔法にまる...海流かいりゅうまれた。




  そとの船は、一つずつ海流に...ながされっていた。




  まるで......周りの船が、私ために...通路つうろけた。




  『 きらきらな境界線 』にくの道路どうろが...また見得みえます。




  そして、私の船は海上で...前にきてつづきます。




  私は、あふすの気持ちがかんじている......巨人の夢をおもす。




              ***




  「 でもさ... 」




  「 もし...ふねが、またこわされたら......どうしよう? 」




  私は、巨人にいて...。




  巨人は、私に微笑びしょうして......そして、地面にいしひろう......なにわず。




  突然とつぜん、拾ったの石をうえから『 海上の船 』にげる...「 ちょっ... 」私のこえが...もうわない。




  目の前に、不思議ふしぎなことがこった。石が、ひかりような『 バリア 』からそとに落ちた。




  「 えぇ? 」私は思わず、疑惑ぎわくようなこえた。




  つぎに、巨人は松明たいまつともす、もう一度に...たいまつを地上ちじょうから下方かほうの船にとす...「 っ... 」今回こんかい私の声も...間に合わない。




  『 待って 』と『 ちょっと 』の声が、同じに...おそすぎて、そんなことまらない。




  でも、『 不思議のバリア 』は......また、この船をまもった。




  たいまつのは、『 エネルギー 』ように......バリアにられました。そして、もう火がないの松明は、そのままで...うみに落ちた。




  そんな不思議の光景こうけいに、私は何も言えない...。




  「 これは...あなた自分じぶんで、つくったの『 魔法まほう 』。 」




  巨人は、私にって...。




  「 あたらしい世界は、あなたをてるよ! 」




  巨人は...私にわらってるながら、『 夢みたいの話 』をいます。




  海上の夕陽ゆうひは、大海だいかいに...綺麗なひかりを投げる。そんな背景はいけいの下で、船は海上で...悠然ゆうぜん遊泳ゆうえいします。




  まるで...『 キラキラな未来みらい 』を見えますようだ......私は、『 あかるい光 』に...ひたる。




  目がめたの私......ベッドからきる。




  「 魔法まほうなんて...ありないよ。変な夢...... 」現実げんじつの世界で、私は自分に『 残酷ざんこくな話 』を言った。






              ***





  巨人の夢を回想かいそうしたの私...。




  「 ただの夢...じゃないか? 」こうって...思わず、なみだほおを流れた...。




  心の世界に...雨がめた。




  心のそらに...陽光ようこうが見えた。




  私は感動かんどうしているとき......あるふねは、後ろからた。そして、一つずつの船は...『 私の船 』の後方こうほうについてい......。




  これらは、『 親切な人 』たちの船です。




  親切な人たちは、不同ふどうな外観の船をって......だれでも、『 不安ふあんの心 』をいて、海上で前に進む...。




  そんな『 夢みたいの魔法まほう 』が、できるかどうか......自分でも...わからない。




  一つまた一つの火砲かほうが、こっちに...飛んでいた。




  そして...一つまた一つの『 奇跡きせき 』が、あった!




  火砲たちが、相反そうはん方向ほうこうに...んでく。




  親切な人たちも、『 うれしい涙 』が流れて......。




  海上にかぶの人は、『 色々いろいろな、様々さまざまな 』船を見ている...。




  多くの『 魔法 せん 』が、目の前に...っている。それ魔法船の旗幟は、同じのがある。




  『 青空と白雲 』描いたの多いはたが、船上で...綺麗きれいにひらひらと舞いて......思わず、『 夢みたいの情景じょうけい 』に...う。




  自分が、また『 海上に浮かぶ 』...けど。先回せんかいと、同じじゃない......今回こんかいは、『 希望きぼう 』が心からまれた。




  そんな『 魔法の事件じけん 』から......多くの人は、『 航海こうかいの夢 』をはじまった。




  多い船が、毎日まいにちに...出航しゅっこうします。




  過去かこで、支配されたの人も......自分の魔法船を造った。




  船上の旗が、風とあそんでいる......。




  『 線に支配しはいされたの人形 』の圖が、えた。




  わりに......希望を、同じに描いたのです。




  ひるでも、よるでも......船は、快楽かいらくに海上で行進こうしんします。




  魔法船は、『 船酔ふなよいさせない 』の船です。




  だから、こんな船を乗って...気持きもちいいよ。




  つよい風でも、雨でも。




  晴朗せいろうの日でも、颱風たいふうでも。




  魔法船を乗って、安心あんしんできる。




  よるに、船上で......。




  私は、放心ほうしんに...夢を見ています。




  一人で...心霊のしずかな時間を過ごします。




  夜空よぞらで...一つの流星りゅうせいが、綺麗に...ちた。














             ---  Fin.  ---











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初雪花 @yuki8

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