チュンソフ党の残党2019
いずくかける
あれから……
一体どれだけの時が流れた事か……
窓のない、閉ざされた空間。
無機質なコンクリート製の床と壁。
天井からぶら下がる裸電球。
目の前には、ちゃぶ台。
そしてノートパソコンが一台。
朝、昼、晩。
私が外界と繋がるのはこの三度のみ。
そこ。……そう、そのあたり。
誰が下げるのか定かではない。
誰が持ってくるのか知る由もない。
ただしかし、きまって定刻通りに置いてある食器は下げられ、そして新たな食事が置かれていく。
私の問いに、その給仕人は答えない。
私を出してくれ。
何時までここに閉じ込めるのか。
なぜ、こんな非人道な事を……
――私は、この生活にあこがれていたのだろうか
これが私の望んだ、終末であったのだろうか。
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