巻き込まれた凡人にはスキルの恩恵無し!?
貝人
第0話 じゃあ僕は忍者だ!
僕の名前は進藤龍 平凡な高校生だ。良くある漫画や小説の様な凄惨な過去も、実は人外とか、幼馴染が生徒会長とか、認識されない程影が薄かったり、元からチートだったりはしない。
モブキャラオブモブキャラ。
勉強も平均、体力も平均、居ても居なくても変わらない存在。
毎日が平凡で穏やかに流れて行く。
僕の唯一の趣味は忍者物の漫画や小説や伝記を読む事。
日本の忍びの里と呼ばれる観光地にも行ってみたが、忍者になれる訳もない。
当たり前だけど。
神社で神様にお願いした事もある。
忍者グッズを買い漁った事もある。
(服部半蔵や猿飛佐助の様な忍びに憧れるなあ、でも僕みたいな普通の人間には無理だよな。)
強い憧れなあるが、喧嘩をした事も無ければ武術を習った事も無い。
本当に平凡な高校生。
このクラスには生徒会を務める人や部活動の部長をやっている人、優秀な人が沢山いる。
僕に話かけてくれるような人達ではない。
僕はそんな人達を遠巻きに眺めている、まるで別の世界の人の様に。
(このまま平凡な生活が続いて適当に大学行って適当に就職するのが落ちだよな。平凡で平和が一番だけど、忍者になりたかったなあ)
何時もの様に授業中、忍者の妄想に明け暮れていた。
授業が終わり、自宅迄の帰路を歩いていると
「・・界に選ぶならどんな人達がいいかなー」
ぶつぶつと喋っている金髪白衣の女性と肩がぶつかってしまう。
「あっすいません、僕ボーっと歩いてて」
「ッ!いっいえ私の方こそ不注意だったわ。ごめんなさいね」
そういうと金髪白衣の女性は足早に去っていく。
(綺麗な人だったなーこの辺じゃ見ない人だったけど、主人公ならここでフラグとか起きるんだろうけど、僕じゃありえないか)
そんな事を考え、歩いて帰宅する。
「ただいまー。母さんさっき金髪の綺麗な外人さんみたよ、モデルさんみたいだった」
「あらあら、この田舎の街に外人さんなんて珍しいわねえ。私も見てみたいわ。早く手を洗って着替えて来なさい」
「はーい」
二階の自室に着く、忍者グッズや、忍者漫画、忍者で一面を埋め尽くす部屋。
「やっぱり自分の部屋は落ち着くなあ」
着替えているとズボンのポケットに違和感がある。
手を突っ込んでみると、桜色の石が入っていた。
「何だこれ?石?石にしては綺麗だけど」
あの金髪の人のかな?と思ってみたが、ぶつかっただけでズボンのポケットに入る訳が無いと頭を振り桜色の石を机の引き出しの中にしまう。
「この石が願いを叶えてくれないかなー忍者にしてくれー!何ちゃって」
引き出しを閉じると階下から母親の声がする。
「龍ー!早く着替えなさーい、洗濯できないでしょ!」
「あっはーい、今持ってくから待ってよー」
洗濯物を持ち階下に降りる、母の手伝いをし、夕食を父と母と食べテレビを見て風呂に入り自室に戻る。
何時もの日常を過ごしていた。
------次の日------
学校の中でも桜色の石を握り昨日出会った、金髪の人の事を思い出していた。
(あんな綺麗な人初めて見たなあ。フラグ立たないかな。でもフラグ立つなら生徒会長の吉木君やクラス1のイケメンの高田君だよね、悲しいけど)
自分が忍者だったらあの人とフラグ立ってみんなから尊敬されてハーレムとか・・・
完全に心ここにあらず、授業をほぼ聞いていない状態で1日過ごしていた。
帰り道を歩いていると、あの金髪白衣の女性が目の前に現れる。
「あっ!君昨日私にぶつかった子だよね?間違いないよね?」
「はっはい!」(フラグキター!)
「(ニヤニヤして変な子ね)あのね、私探し物しててこの辺に綺麗な魔・・コホン!綺麗な石が落ちてなかった?」
「あっ、僕のポケットに入ってたこれですか?」
桜色の石を女性に差し出すと、女性は石を凝視して固まっている。
「色が・・色が・・変わってる、願いが、願いが、」
頭を抱えこの世の終わりの様な顔をする女性
「あっあ、どうしたら・・天界に・・勇者が・・」
「あのー?僕何かやっちゃいました?」
キッと女性に睨まれてしまう、業界ではご褒美とか言われてるけど普通に怖かった。
「貴方は大変な事をしました、私はどうしたら対処出来るか天界で審議をしなければなりません。その石は貴方みたいな凡人では無く本来もっと優秀な方の為に使うべき物なのです。わかりますか?貴方は何の才能も取り柄もないただのモブキャラ!その貴方が優秀な人が貰う物を奪ってしまった!事故とはいえね!」
「ひゃ!すっすいません」
理不尽な物言いとは言え、自分がモブキャラな自覚はある。
そんな自分が優秀な人が受け取るはずだった権利を横取りして良い筈がない。
土下座して謝るしかなかった。
「そんな事されても事実は変わりません。謝らないよりは殊勝な態度とは言えますが、残念ですがその石はもう使えません。今日の私とあった記憶は消します。サヨウナラもう会うことはありませんので」
そういうと、女性からまばゆい光が放たれる。
「目があああああ!!」
光が止むと女性は居なくなっていた。
(記憶がどうとか言ってたけど、僕記憶消えてないし、石も持ったままだし?あれ?何でだろ?とりあえず帰ってメモだけしとこうかな、時間差で記憶消えたりしたら怖いし)
それにしても綺麗だけど怖い人だった。情緒不安でおっちょこちょい、おまけに光るし消えるしある意味ホラーな体験をしたと思う。
自室につき、あの人に言われた事を整理する。
(天界ってなんだ?神様の世界か何かかな?
勇者は多分そのまま勇者だろうなあ、平和な日本に勇者が必要かどうかはわからないけど。
それとこの石だ、願いがどうとか、使うべき人が使うみたいな事言ってたからなあ。
確実に僕みたいな凡人が使っちゃダメだったんだろうなあ。
僕忍者にしてくれーとか石に言ったけどその時桜色のままだったんだよなあ。既に願いを叶えちゃったのかな?でも忍者になりたい以外願いは無いし、忍術使える気がしないけど)
ポケットに入っている石が一瞬強く光り龍の身体に溶け込んでいった。
そんな事には一切気付かず、部屋にある手裏剣を手に取り投げてみる。
今まで真っ直ぐに飛ばずヘロヘロと落ちてしまっていたが真っ直ぐ綺麗に飛び壁に突き刺さる。
「ふぁっ!?」
試しに持っている手裏剣を壁に向けて投げまくる、全弾綺麗に壁に刺さる。
壁は手裏剣だらけになってしまった。
「ひゃ!ヤバイ!怒られる!何かで穴を塞がないと!」
ドアが開き母が入って来る。
「龍ー早く洗濯物ってあんたあああああ!穴!?壁!?どうすんの!?馬鹿あああああ!」
母が殴ろうとして来る、振り上げた手が酷く遅く見えたスッとかわし母の背後に回る。
「ひえ!あっあんたいつの間に私の後ろに!?」
「いっいやいつだろう?最初から?」
我ながら凄く投げやりな説明だった。
「壁の事はお父さんに報告するからね!」
そう言い母は下に降りていった。
「これはまさか、忍者になれたって事!?うひゃー!!ぴゃー!!すげえ!凄すぎる!」
「壁歩きも出来る、良し良し、火遁は万が一があったら危ないから風遁か水遁かな?」
窓を開け外に出てみる。
屋根の上や塀の上を自由自在に走れる自分に感動していた。
「ひゃー!忍者!忍者!ひゃほーい!」
近くの森林公園に数分で着く、普段ならバスで15分程かかる場所なのにあっと言う間に着いてしまった。
「よっしゃ!風遁、鎌鼬!」
目の前の木が真っ二つに成り倒れる。
「ひょー!水遁!水鉄砲!」
凄い勢いで手から水が出て木を薙ぎ倒していく。
「地遁、岩鉄砲!」
水と同じ様に岩を発射して森林破壊をしていく。
「木遁、樹木再生!」
大地に手を付けると、猛烈な勢いで木が生え育っていく。
「最高だ!最高過ぎる!楽しすぎる!」
「影の中にも出入り自由、ひゃっほーい!僕最強!」
完全に悦に浸っていた。
憧れの忍者の能力、漫画やアニメの様に完全に操る事が出来る自分に。
「ムム!あれはひったくり!」
ひったくり犯を見つけ、素早く近寄りひったくり犯に蹴りをかます。
ひったくり犯は身体をくの字に曲げて吹き飛び壁に激突する。
「やり過ぎたかな?まっ悪人だし放って置けばいいかな!」
こうして調子に乗りまくり、続け様に空き巣退治、ひったくり退治、等悪い奴等を潰しまくっていた。
「そろそろ飯の時間だ!帰らなきゃ!」
シュバっと走り去りあっと言うまに帰宅する。
「ふはははは僕の忍者伝説が始まったぜ!」
龍は昼は普通に学校に行き、夜はひたすら忍者修行をして、合間に悪人退治をして忍者ライフを満喫していた。
放課後、掃除当番の為ゴミを回収して、ゴミを捨てクラスに戻ると、4人の生徒がいつもの様に話をしていた。
「美咲この前剣道部の大会で優勝したんだろ?お祝いしようぜ!」
大声で話す大柄の男は伊藤浩二、ラグビー部主将だ。
「えっ良いよ。それに団体戦だし、個人じゃ3位だよ。全然ダメだよ」
控えめに話している、黒髪ツインテールの美少女は雨空美咲
「浩二デリカシーなさすぎー」
だるそうに喋るのは茶髪ロングの高身長美人の須藤亜美
「うるせー!亜美には言ってないだろ!」
「やれやれ、また喧嘩かい?夫婦喧嘩は犬も食わないよ」
生徒会長、文武両道完璧超人の宮藤慶次
ガヤガヤといつも賑やかな4人組、自分とは絶対に縁がなく関わる事もない存在
(だけど今の僕はこいつらの何百倍も凄いし強いぞ、忍者だからな!キリッ)
とアホな事を想像しながら、ゴミ箱や掃除用具をかたし帰ろうとドアに手をかけるが開かない
(あり?開かない?今の僕の力ならドアくらいぶち破れる筈なんだけどおっかしいなー)
「あれ?窓が開かない?」
「ねえーこっちのドアも開かないんだけど、あっそこのえーっとそっちは開くー?」
「(名前忘れられてるううう)あっあきません」
「はー!?閉じ込められたのか!?窓ブッ壊すか!?」
「ダメだよ。もし壊れちゃったら弁償だよ?」
(忍術使うか?でも目立ちたくないし、もうちょっと状況を見てからにする?んー)
すると部屋中に見た事がない文字が広がる。
(えっ!?まさか異世界召喚とか言う奴か?ヤバイまじで逃げなきゃ!空遁!!あり発動しなっ)
こうして僕等5人は地球から消え去った。
後には静かな教室だけが残っていた。
ーーーーーー校舎裏ーーーーーー
「これで良いわね、これでこっちとあっちのバランスは保たれたわね。あの忍者マニアのせいで私がどんだけ苦労したか、記憶を何回消しても消えないし、願石とは融合しちゃうし、ホントあのマニア死んでくれないかしら。まああっちに行ったしもう私と会う事は無いけど、ホントに良かったわ」
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー???ーーーーーー
(おっかしいなーあの時忍術使えれば、逃げ切れた筈なんだけどなあ。これ多分異世界召喚とかそんな感じだよね?あの4人が勇者で僕はオミソ、城からも捨てられ放浪しながらハーレムをして最終的に勇者達と魔王と共闘とかかな?ハーレム以外絶対に嫌だけど。旅とか面倒くさいし、魔王とか関わりたくないしな)
「何だよここ!?」
「ここ何処?」
「何なんまじで意味わからなーい」
「ふむ、地球じゃないのかな?」
口々に周りを見ながら4人が話している。
(ん?待てよ今なら忍術使えなるかな?影潜りの術!)
すっと生徒会長の影に隠れる。
(よーし後は適当に隠れてやり過ごすかな、見つかるとこの4人からも絡まれそうだし)
龍は気付いていなかった、龍が影に入るのを不思議そうに見ていた雨空美咲の視線に。
すると綺麗な女性の声が響く。
『ようこそ、天界より選ばれた勇者様方。貴方達に私達が管理するグランデを、助けて欲しいのです。魔王を倒して平和を取り戻して欲しいのです』
「「「「嫌だ(です、だ)」」」」
4人が声に向かい全拒否しだした。
(おいおい、やる気出してよ頼むから!僕に気付かれても面倒なんだし)
『えっ嫌ってそんな』
「地球に帰せ!」
「魔王と戦うなんて無理無理ー」
「お父さんとお母さんのとこに帰らしてください」
『あっあの』
「まず一つ、これは明確な誘拐行為であり犯罪です。更に強要罪が付きます。法治国家で暮らす僕達日本人からすれば貴女は犯罪者です。犯罪者の言う事を信じ、犯罪者の言う事に従う人間はいますか?いませんよね。
貴女が仮に神だと言うならそのグランデとか言う世界は低度がしれますね。犯罪かどうかもわからないような人が神なんてあきれてものも言えない」
『女神の私が犯罪者・・・・犯罪者・犯罪者・」
(女神様が犯罪者連呼してるよ、笑える光景だけど大丈夫なのかこれ?チート能力くれないんじゃね?)
『なっなら取り引きです、チート能力が欲しいんでしょ?あげますから!世界救ってください!』
「はあ。あのですね、僕等の要求は地球に帰らせろです、チート能力だけなんてお話しましたか?幻覚を見ているのですか?僕等の要求を飲んで早く帰してくださいチートもいりませんから」
『なっなんですか!?貴方には加護あげませんからね!』
「いりませんから帰らしてください」
「帰らせろー慶次に口で勝てるわなけないでしょー神笑笑」
「女神だか何だか知らねーけど出てこいや!」
「早く家に帰らないと、門限があるんで」
『酷い!勇者なんですよ!スキルは付けたからとっととこの場から消えてー!』
そう言うと4人が消えた。
この空間から4人だけが消えた。
(あれ?僕忘れられた、よっしこの空間を調べるかな)
誰もいない事を良いことにウロウロしだす龍しばらくすると
『ひえっ!貴方誰ですか!?』
女神に見つかった
「あちゃー見つかった。初めまして僕は進藤龍と言う平凡な高校生です。先程は僕のクラスメイトが暴言を吐き失礼しました。あっお菓子でも食べます?」
『えっ今何処からお菓子を!?』
「まあまあ、とりあえず落ち着きましょう。とりあえず魔王を倒すのはあの4人に任せておけば何れ何とかなります。あの4人口は悪いけど困っている人を見捨てたりしないはずですから」
『そっそうなの?お菓子くれるならそっちに行ってあげても良いわよ?』
「ははでは、お茶会にしません?」
そうして現れた女神は紫色の髪の貧乳のロリ女神様だった。
(女神と言えば!僕にバルス喰らわした金髪お姉さんみたいな巨乳じゃないのか!幼女じゃないか!だがそれが良い!)
『あの、私幼女ですか?女神何ですが』
(心を読まれた!ポンコツかと思ってたら意外にやるな、忍法閉心)
『あのーポンコツって』
(ムム!?忍術でもだめか?この駄女神!)
『あれ?聞こえますかー、心で返事してもらっても構いませんよ?』
「いえいえ、では僕を地球に帰らせて頂いてもよろしいですか?お菓子も食べて頂けましたし」
『出来ません、貴方はどうやってここに来たかそもそもわかりませんし』
「僕は巻き込まれたんですよ、あの4人の召喚に」
『では4人の勇者と同じ様に私の世界に行くしか無いのです』
(つかえねー!帰れねーのかよ!)
「帰る方法はほんとに無いんですか?」
『はい、美味しいお菓子をもらって申し訳ないんですが・・』
「わかりました。仕方ありませんね。女神様とりあえず加護やスキルは僕は頂けるんですか?」
『あの4人分しかスキルは用意してなくてその、加護だけなら4人分渡せますけど・・・』
「へ!?余り物のスキルで異世界無双すらできないと!?」
『加護が4倍ですよ?レアですよ?だから落ち込まないでくださーい!』
「加護があると何か良い事があるんですか?」
『特には・・・』
ブチっと僕の中で何かがキレる音がした。
(忍法豪腕の術、剛力の術)
心の中で忍術を唱え駄女神にアイアンクローをする。
『いたたたたたたた!離して!いたーい!』
「おい駄女神、あいつらはスキルがあるから何とでもなるだろうよ、異世界でもな。僕はスキル無しだと?死ねってか?死ねってか?おまけに加護が4倍でも特に意味も無いだと?ふざけてんのか?頭潰すぞ?お?」
『ひっひいいいい、ずみまぜんずみまぜん!許じでくだざい!』
「地球に帰せない、余り物のスキルも無い、あるのは意味のない加護が4倍!殺す気か!お前も一緒に連れてって肉壁にしてやろうか?」
『にぐべきばいやあああああ、ゆるじでえ』
駄女神は穴という穴から水を垂れ流しながら謝罪した。
「駄女神、先ずは情報を寄越せお前が知ってる世界の事全部だ、吐かなければ次は頭をプチトマトにするからな」
『手を離しましたね!私の世界に消えちゃえー!』
えー
えー
えー
駄女神が手をこちらに向けながら叫んでいる。
「何してるんだ?」
素早く駄女神に腕ひしぎ十字固めをかける。
『ギギギギ!何で効かないの!?痛い痛い!!』
「次ふざけた真似してみろ、折るぞ」
『ひっ!はい!分かりました答えます!』
女神の情報では剣や魔法、モンスターに魔王、亜人に獣人に魔人がいる世界。文明レベルは地球で言う中世。
地球の様に球体の惑星で国も沢山ある。
魔王は魔大陸の死の国と言う場所にいるらしい。
異世界からの転移や転生は良くある事らしい。特に魔王が居る時代では。
勇者達に与えたスキルは、生徒会長の慶次君は勇者スキル、ラグビー部主将は武道家スキル、気だるそうな美人は賢者、剣道部主将は聖女。バランスがクソほど良いチート集団だった。
「益々俺いらないだろ?何巻き込んでくれてんの?まじで?」
『ひっいや私としてもイレギュラーでして、どうしたら良いかと』
「クソの役にもたたない加護はいらんから役立つもんよこせ」
『そう言われましても!私の力では・・・』
「出さなきゃ四肢をバキバキにするよ?」
『ひっ!考えますから!』
「まずさ、駄女神の家に行こうよ。何かあるでしょ?」
『わっ私!貧乳ですから!身体だけは!』
身体をクネクヌさせながら気色の悪い事を言う駄女神
「身体はいらない、貧乳だし。早く案内しろ」
駄女神を糸術で縛り駄女神の家へ連行する
『チートいらないじゃないですか・・・』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます