歓迎会
勝利だギューちゃん
第1話
「やあ元気?そうでもなさそうだね。」
第一声がそれですか?
「冴えない顔して・・・」
悪かったな、生まれつきだ
「もしかして、女に振られた?こりないね」
余計なお世話だ。
そんなんで、悩んでいたら、苦労はない。
「じゃあ、何で悩んでるの?教えて・・・」
断る。
「ケチンボ」
プライベートな事だ。
「まあいいわ。許してあげる」
何も、悪い事はしていない。
「ところで、そっちはどう?」
まあまあだ、こっちと殆ど変らない。
「殆ど・・・なんだ・・・」
がっかりした顔するな・・・
たく・・・
「で・・・どうしたの?」
言いにくいんだが・・・
俺は、高校生・・・だった。
昨年までは・・・
昨年の今頃、俺は魂が器から抜けた。
つまり霊だ・・・
今、眼の前にいる女の子は、生前から仲が良かった。
ある一つの共通点が、仲良くさせた。
それは、互いに霊が見える事・・・
なので、霊界にいった今も、こうして時々会いに来ているのだが・・・
「で、言いにくいって・・・」
俺は覚悟を決めて、話した。
【今、向こうでは、君の歓迎会の準備をしている。】
「それは、いつ?」
来週だ。
「じゃあまた、向こうで仲良くできるね。よろしくね」
歓迎会 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
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