第13夜 雲泥
明けの空
脳裏を明滅する記憶
停滞の中でうずくまる
宵いの空
身体を駆け巡る感情
停滞の中で手を伸ばす
わたしはいつのまにか
前へ進めなくなったけれど
あなたがいれば
このまま留まっていても良かった
このままなにも感じないで
どろどろに融け合って
わたしとあなたは
泥になる
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