人間とパルプ工場の廃棄物をかき混ぜて引き延ばした感じ

韮崎旭

人間とパルプ工場の廃棄物をかき混ぜて引き延ばした感じ

 人間とパルプ工場の廃棄物をミキサーにかけて増粘多糖類やアラビアガムを転嫁しさらにかき混ぜて粘り気が増したところを引き延ばした感じの騒音公害で非常に迷惑しているところ。人間とパルプ工場の廃棄物と食品廃棄物をミキサーにかけて増粘多糖類とミキサーにかけて伸延した感じ。人間の廃棄物としての才能をいかんなく発揮した感じ。人間の廃棄異物としての性能の高さをいかんなく発揮して揮発性の有機溶剤や石油系溶剤などを火元から遠ざけた感じ。人間の増粘多糖類の添加されたミンチをセメント樽に流し込んでパルプ工場の廃棄物と一緒によくかき混ぜ、粘り気が豊富なので伸延できる感じ。破砕帯に人間を詰め込んでトンネルを掘ってみるのによい日よりかもしれない感じ。それでも誰も残念だとは思わないのは人間がパルプ工場の廃棄物と同様に不愉快な異音や異臭を発し活発に動植物を冒涜し、食事などとほこらしげに自らの犯罪を胸を張って主張しことさらに喧伝しているから。滅亡しろという印象。人間と石炭火力発電の欠点をかけ合わせてバターでいためた感じ。自損事故の信用のなさを朝日に栄えるいたいけな文明に非文法として知らしめる残忍さを持ち合わせる外傷の明白を時に自覚することすら一切ない人間の犯罪する物体であることの大きさよ! 人間は当然ながら美しいものすべてを見るに堪えないごみにする才能を有しているので環境に損害を与えており自然物の明るい瞳を強姦して台無しにしている、日常的に、そのことに疑問も罪悪感も感じず当然のこととしてふるまい一切を無視する。人間がこれを書いていることのおぞましさを知ればいい。人間はこのようなおぞましい文章を平気で生産して人工的な島嶼地域に割く機械的な注意力の半分をも、ユウガオの憂愁には咲くことがなかった、残念そうに振り返りながら自己嫌悪に耽溺しようと夜は来る。静かにしないさい、そう語ったので、あたまから食われることになりそう。やがてはその頭蓋をさらにする運命。斧で叩き割った頭部のみずみずしい裂け目から、あふれ出る府清潔な人間の中身を余さず残さず飲み干して街灯の明るさに「ああくらい暗い、夜は良い、なあ?」と連れ合いに述べれば、そいつは家の子供をまな板でみじん切りにするのに忙しく、丁寧に皮を剥いでおり、「これ、この、形、残したら、害悪だ」と述べれば、遠慮なくその過程で使われている物干しに洗濯バサミやハンガーを駆使して干すのだった、世帯主の男性は目が覚めてその惨状にぞっとするがその時点で背後からやあ、と声をかけると、絞殺、扼殺、といったまどろっこしいことはせずに、首を握りつぶしてへし折り、床に落下した頭部を踏みつぶした、「こんなものに価値はない」朝方のさわやかな光が人間の砕かれた肉や骨やもろもろの部品の上に降り注ぎそれらをやさしく静かに照らし出した。「さっさと殲滅しようか」。人間をごみのように食い散らかすのに罪悪感はいらないやはり。

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人間とパルプ工場の廃棄物をかき混ぜて引き延ばした感じ 韮崎旭 @nakaimaizumi

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