第6話
みなとを見下ろす 小さな公園
誰にも教えていない お気に入りの場所
潮の香りと 近くから聞こえる汽笛の音
恋人たちの「おもったより地味だね」の声
それすらも私のお気に入り
私だけのお気に入り
月に向かって 今日はこんなことや
あんなことがあったよ
もう 疲れちゃったな
大丈夫 ここまで来れたから
大丈夫 また来ればいいから
汽笛の音が聞こえる
潮のにおいがする
恋人たちの「思ったより地味だね」の声がする
ベンチに腰掛けて 私は一人で みなとを眺め続けた
お月様がマネしてた 間 基樹 @hzm-mtk41
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。お月様がマネしてたの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます