第7夜 奇妙な学校

これから記録する夢は一部汚い描写があるので、ご飯中の方や苦手な方は見ないことを推奨します。


小学校の教室のようなところにいる。カーテンはピンクで、よく見ると大きな花柄の刺繍がされている。

前の方の席の、廊下に面したドア近くの席に座っていると、バイト先の女性の先輩が来て二人で話す。ひとしきり話し終えると先輩は廊下に出て行ってしまう。


そのあと自分の席はもう少し後ろだということが分かって、席を移る。

すると、先輩と話していた前の方の席から誰かが小さな淡いピンクの財布を見つける。見つけた人に心当たりがあるか?と聞かれ、もしかしたらさっき話していた先輩のものかもしれない、確認してもらえるか?と返す。

確かに話の流れで財布を見たような...見てないような...でも財布が見つかったタイミングといい、席の場所といい先輩にもなにか聞いてみた方が良いような気がした。でもなぜか自分ではもう先輩のことを見つけられないような気がしたので、財布の発見者に託した。


そのあと教室を出て、何かを探しに倉庫に行く。倉庫の中には漫画や本が紐で縛って床に置かれていた。漫画も本も、一種類のものが数十冊ひとまとめにして置かれていたので、本の業者でもないのに奇妙だと思った。奥の棚には何枚かのふきんやグラスのたくさん入った箱が置かれていた。箱にもふきんがかけられていたが、グラスは埃を被っていて洗わないと使えそうになかった。

結局探し物は見つからず、高校の時の担任が呼びに来て自分の教室に帰ることになった。

自分の席に帰ると、席の右側に洗面所のようなものができていて、そこの流しで見覚えのない人が一心不乱に嘔吐していたので気分が悪くなって席を離れた。




場面が変わって今度はだだっ広い公園のような場所にいる。私はその芝生を駆け抜けて、公園の駐車場に向かっている。何かを取りに行くためだ。走っていると、高校の時の先生が脇に座っていて、だいぶ速く走れるようになったな、何回もここを走っているもんな、と声をかけてくる。ありがとうございます、と答えると私は駐車場で目的のものをとってまた引き返す。目的のものは一本の白いバラだった。なぜバラなのか、そのバラになんの効果があるのかは分からないが、夢の中では何か理由があったような気がする。


だいぶ走って公園を抜けると、今度は昔通っていた中学校が見えてくる。ただし、少し違うのは中学校の真横に小さな川が流れていることだ。川の両サイドには遊歩道もついていて、たくさんの人が歩いている。私は部活(当時所属していた運動部)に参加しないといけないと思って、急いで荷物を取りに校舎に向かう。

すると大学の友人に会ってなりゆきで一緒に歩くことになる。友人はなにやら一生懸命に話し続けるが、私は部活に遅れそうなので上の空になっている。普段は社交的で、相手の様子を見ながら話題を選ぶ彼女がこんなに一方的に話すのは妙だなと思う。

やっとのことで川沿いの道を抜けて中学校のグラウンドに入ると、中学の部活の友人を見つけたので大学の友人と別れてそちらと一緒に校舎に向かう。なぜか自分の手にはシャンプーとコンディショナーが握られている。友人の手を見ると私のものより高級そうなシャンプーとコンディショナーが握られていた。

一体何に使うんだろうと思いながら校舎の階段を上ると、中学時代に同じ部活だった同級生達が、踊り場で髪を乾かしている。階段でドライヤーを使う異様な光景に私はあまり驚かないどころか、早く自分も頭を洗わないと部活に遅れてしまうじゃないか、というかどこで頭を洗うんだ?しかも自分のシャンプーとコンディショナーを下駄箱に忘れてきたぞ、なんて考えている。

近くにいた先生に、どうして部活の前に頭を洗わないといけないのか、と尋ねると「ヤンキーが頭髪の校則を守らないから、そんなことからは足を洗え、というのが由来だ」と説明される。足を洗うっていうのは悪事を辞めるみたいな意味じゃなかったか、と思いながら「なんだ、駄洒落ですか」と返すと「言い方に気をつけなさい」と言われてしまった。





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