聖剣についてについてちょろっと語ってみる――エクスカリバー
ここ最近日本刀ばっかエセっていたので、ここらで一度日本刀からは離れまして。
久しぶりに別のことをエセったろうと思いました。
さあ。海外に目を向けてみましょうか。
海外にもいろんな武器があります。地球は狭いと言われますが、考えてみれば広い世界です。
日本には日本刀という刀があるように、世界にも聖剣や魔剣といったものがあります。
それが、今回エセろうとしているもの。
まあまあ。
また武器類かよ! なんて言わずに少しだけ、ほんの少しエセらせてくださいよ。
それでは、有無を言わさず。
しばらくの間、エセにお付き合いくださいませ。
早速どんな剣があるのか、エセっちゃいます。
世界中で有名な聖剣、伝説の剣といえば、これ。
世に名だたる真の王の剣
ブリテン(イングランド)島の正統な統治者、アーサー王のみが使うことを許された剣
それが
真の王の剣
聖剣・エクスカリバー
アーサー王伝説に登場する、伝説の、石に突き刺さった剣になります。
アーサー王伝説上では、アーサー王がイングランドの正統な統治者であることを証明する、またはその象徴としての剣として描かれています。西洋の剣ということから、片刃の多い日本刀とは違い、両刃の剣として描かれており、西洋のブロードソードのような形で描かれることが多く、魔法の力を宿しているとさえ言われています。
この聖剣こそ、まさにあらゆるファンタジーで描かれる、石に刺さった剣のモデルです。
この石に突き刺さった剣を引き抜ける者が「真の王」であると言い伝えられていた剣を、のちのアーサー王ことアーサー・ペンドラゴンが引き抜いたことで、神によって任命された王であり、伝説上の人物ユーサー・ペンドラゴン(ブリタニアの王の一人)の後継者であると証明したと書かれた書物が、石に刺さった剣の原型です。
また、上記記載の、石に突き刺さった剣としてだけではなく、他にも、すでに王となっていたアーサー王に、戦いで折れた愛剣「カリバーン」の代わりに新しい聖なる剣として、湖の乙女が与えたという伝説もあります。
なぜかこの時も、なんか湖の岩みたいなところに刺さってるみたいな描写があるんですよね。
石に刺さってるみたいなの、大好きですね。
また、アーサー王の剣として有名ではあるものの、アーサー王の仲間が敵対する王を倒すために使ったりもしてたりするので、必ずしもアーサー王だけが使えたもの、というわけではないみたいですね。
そんなエクスカリバー。
どれだけ凄いのかというと。
アーサー王によって引き抜かれた後、真の王として試された戦いにおいて、聖なる輝きを放ちます。その輝きは、松明三十本分の輝きを発しておりその眩しさに目が眩ますことができ、エクスカリバーの剣そのものではなく、鞘に魔法の力が宿っているとされており、傷を負っても決して死ぬことはなく、傷を負っても出血することがない、とされています。もちろん、切れ味もとんでもなく鋭かったとされています。
さて、このような伝説上の聖剣、エクスカリバーですが、やはり伝説上のものであるため、日本刀のように現物を見ることができないのではないかと思われますが、実は、イタリアのトスカーナという地方に、石に刺さった剣があり、これがエクスカリバーではないかと言われているそうです。
サン・ガルガーノ修道院という、元々修道院として使われていた建物の礼拝堂に、石に刺さった剣が置いてあります。写真等でも見ることができるのですが、もう柄より先はずっぽりと刺さった剣です。
この石に刺さっている様がアーサー王伝説のエクスカリバーに似ていることから、この剣は「トスカーナのエクスカリバー」と呼ばれています。ちなみにこの剣、ガルガーノ・グイドッティという中世の騎士が戦争と財産を放棄する意思表示として、石に突き刺したと記録に残っているそうです。
写真を見ると、突き刺さりすぎているものの、十字架に見えるのが特徴的で、まさに聖剣だという雰囲気がでているそうです。実際にみてみたいものです。
さて、エクスカリバーについてはここまで。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
ではでは。
にんにんからの~
どろんっ☆
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