冬 2

十二月ということで、冬の句を詠んでみました。

※耳あて:イヤーマフ、耳袋。

※聖夜:クリスマス・イヴ。

・―・―・―・―・






二年ぶり 木枯らし一号 吹かずして




冬の朝 保湿クリーム たっぷりと




霜焼しもやけの 利き手でもらう お釣りかな




冬ごもり 入浴剤で 旅気分




日向ひなたぼこ 猫のしっぽも ゆったりと




まず大根 最後に竹輪ちくわ おでんかな




手袋や かばんにありて ほっとする




着ぶくれや 隣のひじも 気にならず




耳あての 君が微笑ほほえむ 聖夜かな




寒村の 静寂しじまに積もる 細雪ささめゆき




十二月 今年の干支えとも モ~終わる

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