句集
紫 李鳥
四季折々
四季折々の句を集めてみました。
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※送り火:京都五山の盆の行事
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来し風に 応へるやうに 散る
来ぬひとを 待てば散りたる
どこまでも マーガレットの
秋の暮 絵具を無駄に 使ひけり
みちのくの 名もなき
山紅葉 人なき里ぞ 美しき
乱れ髪 鏡の月が 見てをりぬ
夏の月 抱きしひとの
石段や 日傘のひとの 足袋白き
ゴンドラが のたりと過ぐや 天の川
山眠り
初雪や 人肌呑みて 頬を染む
向井潤吉の 絵が見たきかな 暮の秋
日本海
冬来して 杯から零る 日本海
ひとりぼち 裸電球と 窓の月
笑ふ父 家を温むる 秋の暮
石段や
さざなみに
潮風や 小島を隠す
舟でゆく 花嫁眺む
家見へて あたり一面
いとしひと ペチカの炎 見つめたる
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