AROUSAL

ネコ寿司

第1話 プロローグ

眩しい。どこからか光が差し込み、小鳥は早く起きることを促すように鳴き続ける。


いつも通りの意識が閉じた瞬間突然やってる朝。やはり彼はいつもこれだけは慣れなかった。まるでこの時間に起きるのが初めてだと言うように。


しかしまだ視界の殆どは暗く、それがより一層眠気を誘った。何故だろうか、否、当然だ。瞼を閉じているからに他ならない。


―早く起きなければ。 そう思いながら彼はゆっくりと、静かに瞼を開ける




吉村一真は、覚醒した。―――――――――

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