2020/2/2 冬の夜


2020/2/2 冬の夜




あまり飾りもせず

吐き出しただけの言葉が

誰かに届いて

その人の言葉となって

帰ってくるのは

とても嬉しいものだなぁと

沁み入るように浸って


これはきっと

この心地良さはきっと

自分を

自分で肯定するのではなく

人に肯定してもらえる喜びなのかな

なんて、ふと思った



ただそれだけの話。





それでも

これからも私は

自分の為に言葉を紡ぐ。


自分を保つために

溜まった毒を吐き出すために

触れた美しさや喜び、

感動や忘れたくない情景を

忘れてしまう前に残しておくために

挫けそうな心を励ますために

立ち竦んだその背中を押すために

また一歩、もう一歩と前へ進むために


今、何を感じているのか

今、どんな思いを抱いているのか

今、どんな状況で生きざるを得ないのか

今、どうしたいのか

これからどう生きていきたいのか


そんないろいろな思いを

私なりの言葉で


評価してもらえるのは

とても嬉しい

けど、その為の言葉ではない


私が私として

生きていく為の言葉を

これからも紡いでいこう。




そう思えた、冬の夜。


もう2月

冬もあと少しなのかな。

寂しいなぁ。




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