第12話魔金属の結界

俺は、今家の前に立っている。身支度を済まし終えていた。


今日が昇り始めた頃で、ここから帝国まで普通に歩いて2日掛かるらしい。


家の前に出て10分くらい経った後にお姉ちゃんが急いで出てきた。


「ごっめ〜ん!待った?」


なんかデートの待ち合わせみたいになってるな。


「ううん、待ってないよ、それより荷物少なめだねこんなんで大丈夫なの?。」


そう俺が言うとお姉ちゃんは、ニッコリ笑って俺に言ってきた。


「うん、家具とかの大半はここで作ったものだし帝国の方に家具はちゃんと揃ってるからね大丈夫だよ!」


と、言ってきたので、俺からじゃあ行こうかと言ってこの二日間の旅が始まった。


正直森の中はほとんど網羅しているので森まではさほど時間がかからなかった。


森を抜けるとそこには奥が見えないほどの平原が広がっていた。


いつも森の中はでしか過ごしていなかったのですごく広く感じた。


そこからは新しいものを見るのは楽しかった。


気づいたらもう日が暮れるころになっていた。


「そろそろここでテントを立てようか。」


お姉ちゃんが唐突に話してきたので少し驚いて返答した。


「ん?あ、ああそうだね。テントか〜今まで立てたことないから心配だな〜」


ユウトが参ったな〜と言う感じで話すと、ベルはあ!という感じでユウトに話しかけてきた。


「そうだそうだ!魔金属の応用で結界はってよ!」


と言われたので、水辺があるところにベルがテントを立てている間に俺は魔金属を出し、状態は想像するならば水銀のような銀色のみずみずしいものを出し、テント一帯を円で囲った。


そうすることによってどんな生物でもまたげば俺は察知して、先手を撃つことができるということだ。


戻ってきた頃にはもうテントが張られていて、もう焚き火までできていた。


「お姉ちゃん、張り切っちゃった!」


お姉ちゃんはテヘ!みたいな感じで言っていた。


いや、早すぎな。


夕飯の魚を焼いて食べ終わっ頃、俺の引いた魔金属の線が何かが跨いだことを知らせた。


これは、人だ。それに複数人いるな、盗賊か?


「お姉ちゃん、誰か来た、複数人いる。」


俺はお姉ちゃんに静かに伝えるとお姉ちゃんがボソっとつぶやいた。


「そだね、よしユウト、腕試しに行こうか。」


お姉ちゃんの顔は真剣だ。


「うん、そうだね。俺の実力がどんだけ強いのか試してみたいし。」


そう言った矢先、上から剣が振り下ろされた。


剣が落ちてくる先が俺の頭だったのでお姉ちゃん直伝、脱で敵が降りたと同時に背後に回り、肘と膝の関節をククリで全部切って立てなくした。


首根っこを掴みユウトは言った。


「尋問の時間だ。」


と。

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