第3話まじかぁ〜

おいマジかよ!?


包帯でぐるぐる巻きになっている右腕のあった場所を触るが本当に無くなっている。


右腕の確認をしていると少しだけ途切れたベルの話が再開した。


「詳しく説明すると倒れていた時にはすでに大怪我で右腕は直後に取れたと思うの、

断面はちぎれた感じじゃなくて何かに斬られたような意外と綺麗な断面だったわ。」


話を聞いていた悠斗は、なにかを考えるように左手をアゴに付けた。


....とすると、トラックに轢かれた時にどこかに俺が飛んで行って硬くて薄い何かに当たったのか、でもそんなの....あ。


あ、と思ったと同時に顔がその顔になっていた。


ガードレールだ、ガードレールに押されてちぎれたのか。


と一人で納得をしたような顔をしていた。


よしまずはベルさんにこの世界のことを聞いてみよう、俺の仮説があってなければいいのだけれど。


「すみませんベルさん、弟の件はちょっと置いといて、先にこの世界のことを常識範囲まで教えてもらえますか?。」


「いいよ〜♪、じゃあまずはこの世界のことから話そうか。」


それからベルはこの世界の常識的な知識を話し始めた。


わかりやすく説明すると。


一つ、この世界は神々が作ったらしい。


なぜらしいのかと言うと実際に見たことないからだ。....てか当たり前だろ、俺だって見たことねーよ。でも一応伝承は残っているらしい。そして俺のいた世界と同じ名前の神とかもいるらしい。


二つ、魔物や精霊の類いが存在する。


疑問に思っていた冒険者の謎が要約解けた。魔物はこの世界の魔素と呼ばれる魔力の塊から出来る。それを冒険者が倒したりするらしい。精霊は色々出来るらしいけど例を例えるなら冒険者に力を貸してくれるらしい。あくまで類なのでもっと種族がいるとのこと。


三つ、当然魔素があるので魔法も使える。


まず魔法は主魔法と副属性、副魔法がある。

主魔法は主に継承したものや才能が引き出す場合がある。

それをサポートする魔法が副属性と副魔法だ。

副属性は自然の産物と言われていて炎や水を出したり出来る、主魔法にエンチャントしたり、体に纏わせたりと用途は様々だ。

副魔法は副属性と違って別の意味で使用者をサポートする。例をいうのなら気配を消したり、肉体を強化したりといった感じだ。もちろん副魔法の魔法が他の人だと主魔法という場合もある。


「以上が一通りの説明ね。じゃあ夕飯のの支度をしてくるから、まだ何か分からないことがあったら言ってね。」


ベルはそう言って手に持っていた水を口に含んだ後部屋から出て行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る