終焉への応援コメント
有澤様に先取り読了しちゃいました(笑
私は第一話目でファランが獣だと思っていました。
仲間の死ぬ描写が克明であるのと『一思いに殺してと懇願し』の描写が肝でしたね。咀嚼はしていても、食らっている表現がなかったのも、ん? と思った箇所です。獣は食らう為に殺してないぞ? って。
あと、『一方の男の声には、何処か訝しげな、敢えて言うならば疑心が含まれている事に。』ですかね。ファランが怯えている感が出てました。
結果はちょっと違いましたけど。
二話目にて、獣が突然現れたと表記しています。ここが物語のキーになると思うのですが、ここで、以前から獣の噂があれば、前記の私の疑問もなくなっていたかもしれません。
なぜ獣は突然現れたのかが却って不自然でした。
獣は白骨死体の方がつれて来たと仮定した場合、第一犠牲者が出た時、白骨死体の方は生きておられたのでしょうか? それとも亡くなった後の暴走なのか。
誰も知りえない個所なのですが、その辺りがモヤモヤしてしまいました。表記出来ないですけどね。
キロール様の表現はわかりやすく、物語を追いやすいのですが、どこか説明的に思えました。ここに抑揚が加わると物語の中に入り込めるような気がします。
たとえば、アニタの屍を見つけた時の表現がもっと、読者が入り込めるような表現が加わるといいなぁと思いました。
現段階では状況説明とファランの思考描写のみの所、ガチガチと歯が鳴るとか、足の震えが止まらないとか、荒い呼吸が却って胸を圧迫するとか。怯えの描写を多くする事で、見てしまった屍に対する恐怖心が読者に伝わるのではないかなぁ、と。
私個人の感想なのでお気になさる必要はないのですが、もっともっと面白くなる話なのではないかなぁと思います。
好き勝手に色々と申し訳ございません。不要でしたら削除をお願いいたします。
作者からの返信
お読み頂いてありがとうございます。
少しだけ違いましたが、ほぼ御明察通りですね。
仲間の死を悠長に眺めている状況には違和感があるでしょうし、助けに来た人間の言葉に警戒感を持っているので、ファランは怪しいとなりますよね。
後から1話を読んで情報が足りてないんじゃないか、この流れで行くならもう少し書いた方が良いのではないかと言う考えの元、加筆したのですが、それが良かったかどうか、少し悩み所です。
白骨死体と獣の件ですが、強いて言えば亡くなった後の暴走です。
暴走なんですが、ある種の悪意は働いており、マリウスがこの地を目指していたのは、その悪意に気付いた為です。
それについては何れ別の作品でもちょろっと書こうかなくらいの構想しかないですけど。
そうですねぇ、どうにも伝えたい余りにわかりやすさ第一で書いてしまいます。
説明的は結構言われるんですよねぇ。
そして、事実その通りだと思うのですが、抑揚と言う奴がなかなか書けないのです。
ですから、具体的な改善案は有難いです。
無論、そのまま即採用とはいきませんが、そう言う見方がある事を知れるのは大きな前進だと思うのです。
感想頂き嬉しかったです、改めてありがとうございました!
目覚めは……への応援コメント
初めまして、帆多と申します。
有澤さんの書評依頼でお見かけして伺いました。
感想でなくて申し訳ないのですが、書評依頼のテンプレートに記載されたURLが、執筆ページへのリンクとなっておりましたのでご連絡いたします。
依頼の文面を拝見し、せっかくの作品、せっかくの熱量が無駄になるのはもったいないと思いましたので、お節介ながらお知らせする次第です。
それはそうと、御作はこれから拝読いたします。
作者からの返信
初めまして、キロールと申します。
態々ありがとうございます!
初歩的なミスを犯していました、お教えいただき本当にありがたいです!
さっそく修正させて頂きますね。
作品については、お読み頂き何かしら、心に残れば幸いです。
終焉への応援コメント
こんにちは、キロールさん!
「求む、最高の一万字!」企画から参りました。
救いのない話というか、狂ってしまってる話というか。凄かったです( 。゚Д゚。)。
惨劇そのものの引き金は魔獣が現れたことなんですけど、その背景に「あの人」の積み重なった裏切りがあって「一番恐ろしいのは、人間です」みたいなのをド直球でぶつけられたような印象でした(。-ω-)。
最後の一文も、好みで良かったです。この世界観内のテキストをそのまま読んだのだなと思うと、読み味というか没入感というか、印象変わりますよね(*σ´ェ`)σ
恐ろしい小説、ありがとうございました!
作者からの返信
お返事が遅れ申し訳ありません。
一万字ぴったりとはいきませんが、文字数が許容範囲内でしたので参加させていただきました。
当初は、魔獣の圧倒的な食害を描こうと考えて書きていたのです。
でも、現実の食害には到底及ばなかったので、急遽人間の持つ怖さみたいなものへと話を変えました。
これも使い古されたテーマだったのですが、それだけに自分でも書き切る事が出来ました。
最後の一文は、敬愛する幻想小説家のアイデアを使わせて頂いた物ですが、あの一文があるのと無いのとでは印象が全然違う事を実感しています。
先達は凄いなぁと感心することしきりです。
此方こそ最後までお読みいただきありがとうございました!
編集済
終焉への応援コメント
「あの人」と最後の一節の二段落ちにワタワタしつつ。
まずは完成おめでとうございます!
感想と印象ですが、暗闇のなか足元を懐中電灯で照らしながら歩いて行くようなお話でした。
最後の一節にある通り、そうであるなら読者としては主人公(?)と共に堕ちて乱交したかったです。理性があるので私はそこで落ち込んで傷つき、主人公とは心理的に袂を別つと思うけれど、その行く末を色んな思いをもって見届けただろう、という気がします。
二話から作者が結構説明してくれるので、途中からはそっちを頼りに読んでいたせいですね。
何を情報として読者に与えて、与えないかの取捨選択は「パブリック・エネミー」の方が秀逸と感じましたが、「跳梁するモノ」はマイケルとちがい、とてもワクワクしたので、このギミック次第でもっと黒光りすると思うのです。
あの事件をベースにしていれば、熊は一体なんですが(熊じゃなくて魔獣だ)、前にカクヨムで遺跡から害獣があふれて困ってる、というわりと重めの話を読んでいたシチュエーションが、森とか山野だったので、先入観がありました(汗
好き勝手いろいろ申しました、適当に聞き流して下さい〜。(*_ _)人 な〜む〜
作者からの返信
最後まで読んで頂きありがとうございました。
お返事を返さねばと思いながらも、色々となって今になった事をお詫び申し上げます。
一話は正に『暗闇のなか足元を懐中電灯で照らしながら歩いて行くようなお話』を意識していました。
其処は上手く行ったかなと安堵しております。
そうですね、最後らへんの表現はもっと工夫を凝らせればよかったかなとは思っています。
今回は、普段なら書きそうなところを敢えて説明しない箇所を作っているので、唐突と言えば唐突に終わりますから。
しかし、情報の選択はパブリック・エネミーの方に軍配が上がりましたか。
2話以降の、特に2話の情報開示は上手く行ってない感じがしたので。もう少し工夫が必要ですね。
あの事件を、最早欠片も想起させないようになってますね……。
ああ、ダンジョンから溢れ出るは嫌な案件ですね……今度自分でも書いてみようかしら(笑)
詳しい感想をありがとうございました。
結構痛い所を突かれたりしましたが、作者が引っ掛かる所は読者も引っ掛かるんだと言う事を肝に銘じます。
編集済
二人の旅人への応援コメント
魔獣の出現が娘の被害で発覚したのなら、つい八日ほど前のことになるんですかねー。
ラウラたちがドルソンから一足早く来た先遣なら、ファランたちは別の依頼で別の集団か来たのか。
三話を読む前に詰まってしまい、二話に色々忘れ物を取りに戻ったりしました。
獣が複数いると思ってたのも、どこでそうなったのか勘違いでした。ぅうう。
(謎があると推理しなくちゃと思うわるいクセ)
追記
きっかけは三話を読み始めて、吊り橋を落とされたのに、なんで村に戻れるんだろう、という単純な疑問にどこを読み落としたのか確かめたことです。
>ヘルゲン王の治世17年目足る今年の、晩春の月に話は遡る
時系列のことは、この物々しい下りに気圧されて、てっきり遠い昔から獣がいるのだと、思ってたことに気づいたからです。
今年って書いてあるのに、するっと雰囲気で読んでしまいました。
後語りというお話なら、なるほどという語り口だと思います。
なんだかお心をざわつかせてしまい、すみませんでした。
作者からの返信
八日と言う時間が長いか短いかは分かりませんが、村は大変ですね。
ラウラたちははっきり言えば旅人で、単に巻き込まれただけの連中です。
一応。
一話と違って書き方が変わっているので、その辺で読み難かったでしょうか?
獣複数説は、一番最初のプロットに書いてましたから、何処かで匂わせる表現になって居たかも知れませんね。
終焉への応援コメント
自主企画への参加、ありがとうございました。
短いお話の中に、ハラハラする展開と物語の鍵となる重大な謎、どこか陰鬱で残虐な描写がバランスよく合わさった作品で、読んでいてとても面白かったです。
異世界ファンタジーでイメージする作品とは一線を引いた感じですね、こういう作品はすごく好きだな、と思いながら最後まで一気に読ませていただきました^^
作者からの返信
此方こそお読み頂きありがとうございました。
色々と悩んでいた時期に書いた一本なので、面白かったと言って貰えるのが大変うれしいです。
今の異世界ファンタジーをイメージすると、違った感じですね。
怪奇小説が好きな物で、その辺の昔のファンタジーを思い出しながら書いた物でした。
最後になりますが星まで頂きありがとうございます。