第5章 あとがき及び解説

 どうも、O3です。


 最近「ジル」が英語では女性名ということを知りました。でもフランス語では男性名なんだからいいでしょで乗り切ります()

 実際どちらにもつけられる名前らしいです。


 また長々と語ります。急いでるなら飛ばしてもらっても結構です。


 今回はいままでと打って変わって科学文明都市での話となりました。まったく魔法は出てきませんでしたね。(まあ、ローファンタジーなんで全体的にあんまりないかも……)

 科学文明都市、トーキョーは荒野のど真ん中に存在していて、ジルとラピスは旅の中継地点としてそこに立ち寄りました。

 地形に流れる魔力が全くないので魔法を使おうと思っても全く使えません。スカスカです。


 まあ、今回のモデルはわかると思います。現代日本の東京です。そのまんまですもんね()

 ただ昭和末期から平成初期をイメージしてます。それにちょっとスマホとかなんかの現代味をプラスしました。


 言語のニポネカやヒラリス、カジーラもたぶんわかった人はわかったと思います。日本語と平仮名と漢字モデルです。

 ラピスがゲシュタルト崩壊おこしてましたね。漢字は特に起こしやすそうというなんか勝手なイメージあります()


 コイネーこと、共通語というのは実際にヘレニズムの時代に存在しました。世界史を専攻している、あるいはされた方は聞いたことあるでしょう。ただ、ここでは英語みたいな感じで取り扱っております。


 そして、そのトーキョーである人物と出会うことになりました。


 ショウタロウ


 天草彰太郎 25歳


 中肉中背。どこにでもいそうなメガネかけた若者。ただちょっと年齢のわりに達観したような感じですね。字書きということもあってか考えるのが趣味。考えると独り言を呟く癖があります。

 そして言語オタク。なんとなくというノリでいろんな言語勉強しまくってます。使うか使わないかは置いといて好きだからしてるみたいな()ジルとは普通にベンバーゴ語で弊害なく話せてましたね。逆にジルのほうがもたもたしてたような。


 ショウタロウの性格ついては一番最初の設定から度胸が凄いとだけ容姿設定と一緒に書いてありました。字書きという設定はわりと最後です。考古学者かライターかと迷ってました。


 物語が今考えてるプロットの序盤を終えて中盤に差し掛かるので今回はちらちらとジルのことなんかにも触れましたね。今後もぽろぽろと出てくるかもしれません。

 ちなみにリタのモデルはアメリカです。多民族国家。


 今回のテーマは「伝える」ことの重要さです。特に文化面でおいて継承していくというのは死活問題でしょう。


 言語も立派な文化です。今日言語問題は世界中で嘆かれてる問題だと思います。

 作中のニポネカのような、死につつある言語をただ文面だけなどで守るだけでは意味がありません。読めなければただの記号です。文字としての力を保存するためには文字として認識されて使われることが大事です。


 字書きというものには言語を言語たらしめるという役目があると思います。文字を使い、物語を作ることでそれを多くの人に届ける。そして言葉を伝え、残していく。

 ネット小説でも根本的なそれは変わらないと思います。


 これからはショウタロウを加えて話が進んできます。肝っ玉がでてくるのを楽しみにしててください()


 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。

 今後ともよろしくお願いします。


 では、また会える日まで。

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