11.ダンジョン

塔の中へと足を踏み入れて只今一階にいる。なんとこの塔はダンジョン方式である。


 よくあるゲーム世界のダンジョンだ。しかしこの塔何階まであるんだ。モンスターがゴブリンしか存在しないぞ。


 緑色のゴブリンから青色やピンク色のゴブリンが生息している。全て鑑定スキルで鑑定してみたがレベルも装備もスキルも変わらない。


 俺はその前にアフィアとミラのステータスを鑑定スキルで鑑定することにした。何せ二人のレベルによっては、俺が守らないといけないからな。ラミルは恐らく強いので問題ないだろう。


 何せラミルは寝相で俺を殺そうとする凶悪で変態な美少女だ。


 「ステータスオープン」



 ステータス

 レベル:∞

 名前:イズモ・リゼル・アルフォード

 種族:人族

 武器:鋼の剣

 防具:布の服

 職業:チーター


 攻撃力:∞

 防御力:∞

 魔法力:∞

 俊敏性:∞

 幸運 :1


 ノーマルスキル:基本属性魔法スキル


 スキル説明:基本五属性の魔法を扱える


 ノーマルスキル:落雷


 スキル説明:視認した対象に雷を落とす


 ノーマルスキル:エネルギーチャージ


 スキル説明:体力全回復


 ノーマルスキル:生産スキル


 スキル説明:素材から生産可能な物質を生産することができる。


 ノーマルスキル:鑑定スキル


 スキル説明:この世界のあらゆる物質を鑑定することができる。


 レアスキル:錬金術


 スキル説明:素材の合成や分離などができる


 エクストラスキル:ダンジョンマスター


 スキル説明:ダンジョンの管理者権限が与えられる


 エクストラスキル:魔獣使い


 スキル説明:魔界から魔獣を召喚できる。


 ユニークスキル:視認強奪ストック


 スキル説明:視認した対象の能力を奪うことができる。無限ストック。


 アイテムボックス:巨大グレムリンの肉

         :ゴブリンの肉×10

         :ノコギリ

         :斧

         :光石×5

         :燃料石×15

         :金属石×10

         :魔法石×2

         :身分証明書(パスポート)


 所持金50000ゴールド



 俺は鑑定スキルを使用して先ずはアフィアを鑑定することにした。


 ステータスボードを表示させたのは一応鑑定スキルが消失していないか確認するためだ。


 何せこの世界はAIが作ったらしいからな、システムエラーでも起こってスキルが全部消失なんて事になったら最悪だ。


 

 「スキル発動、鑑定スキル」


 『畏まりました。何を鑑定なさいますか』


 「アフィアだ」


 『畏まりました。アフィアですね。ステータスボードに反映致します』



 ================


 ステータス

 レベル:80

 名前:アフィア

 種族:人族

 武器:短剣

 防具:高級な布の服

 職業:剣士


 攻撃力:1000

 防御力:800

 魔法力:600

 俊敏性:900

 幸運 :3000


 ノーマルスキル

 

    :魔力コントロール

    :身体能力強化


 =================



 弱っ!? ゴブリンよりやや強い程度じゃねーか。弱すぎるだろ。これは守ってやらないといけないな。


 そして幸運が高いな。何でカンストしてる俺より幸運がはるかに高いんだよ。おいマリア、俺は今滅茶苦茶落ち込んでいるぞ。


 次はミラを鑑定しよう。


 「スキル発動、鑑定スキル」


 『畏まりました。何を鑑定なさいますか』


 「ミラだ」


 『畏まりました。ミラですね。ステータスボードに反映致します』



 ================


 ステータス

 レベル:70

 名前:ミラ

 種族:人族

 武器:なし

 防具:白いワンピース

 職業:商人


 攻撃力:300

 防御力:600

 魔法力:500

 俊敏性:2800

 幸運 :10000


 ノーマルスキル


    :武具スキル

    :身体強化スキル


 レアスキル


    :暗殺スキル

    :闘争スキル

    :逃走スキル


 エクストラスキル


    :隠蔽スキル


 =================


 

 こっちはもっと弱え。巨大グレムリンに足が震えてたアフィアよりレベルが低い!? もしかして巨大グレムリンの方がゴブリンよりレベル高かったのか?


 そして幸運の数値の高さよ。俺に出会えたことが一番の幸運なのか? 何せ俺はレベルカンストしているからな。でもやっぱり自分よりレベルが遥かに低い者より幸運の数値が低いのは納得できない。


 スキルは俺が幾つか奪ってしまったが、十分に強そうなスキルだ。これなら戦いには参戦できそうだな。


 まあ俺がアフィアもミラもしっかり守ってやるか。何せ大切な仲間であり、ハーレム要員だ。裸でイチャイチャした仲だしな。アフィアに至っては舌を絡めてキスをした仲だ。


 

 俺たちは二階に行くための階段を探してダンジョン探索中だ。


 多くのゴブリンが襲いかかってくる。


 アフィアは俺の後ろにチョコンと隠れ、ミラは俺に体を預ける。


 全く俺がいなかったら死んでいたぞここで。


 「ステータスオープン」



 ステータス

 レベル:∞

 名前:イズモ・リゼル・アルフォード

 種族:人族

 武器:鋼の剣

 防具:布の服

 職業:チーター


 攻撃力:∞

 防御力:∞

 魔法力:∞

 俊敏性:∞

 幸運 :1


 ノーマルスキル:基本属性魔法スキル


 スキル説明:基本五属性の魔法を扱える


 ノーマルスキル:落雷


 スキル説明:視認した対象に雷を落とす


 ノーマルスキル:エネルギーチャージ


 スキル説明:体力全回復


 ノーマルスキル:生産スキル


 スキル説明:素材から生産可能な物質を生産することができる。


 ノーマルスキル:鑑定スキル


 スキル説明:この世界のあらゆる物質を鑑定することができる。


 レアスキル:錬金術


 スキル説明:素材の合成や分離などができる


 エクストラスキル:ダンジョンマスター


 スキル説明:ダンジョンの管理者権限が与えられる


 エクストラスキル:魔獣使い


 スキル説明:魔界から魔獣を召喚できる。


 ユニークスキル:視認強奪ストック


 スキル説明:視認した対象の能力を奪うことができる。無限ストック。


 アイテムボックス:巨大グレムリンの肉

         :ゴブリンの肉×10

         :ノコギリ

         :斧

         :光石×5

         :燃料石×15

         :金属石×10

         :魔法石×2

         :身分証明書(パスポート)


 所持金50000ゴールド



 さて何のスキルを使用するか。迷うな、どうせなら使ったことのないスキルでゴブリンを倒すか。


 よし魔獣使いを使用してみるか。どんな魔獣が召喚されるのか楽しみだ。


 「スキル発動、魔獣使い」


 『畏まりました。どの魔獣を召喚いたしますか?」



 ======================


 ケルベロス


 グリフィン


 アーマーン


 ドゥン


 ウルスラグナ


 …………


 ======================



 沢山いるな、魔獣ってこんなに種類がいるのか。


 ステータスボードを下にスクロールするとまだまだ沢山種類が出てくる。


 さて俺が知っている魔獣はケルベロスとグリフィンしかいない。


 ウルスラグナって名前かっこいいな。今度召喚してみよう。


 

 「ケルベロスを召喚する」


 『畏まりました。ケルベロスを召喚致します』


 直後ケルベロスが召喚されてゴブリンを食い尽くした。


 首が3つあり獰猛な獣だ。


 かっけえええ。最高なスキルだ。


 今度からこのスキルで無双しよう。楽しすぎる。


 「イズモ様二階の階段を見つけました」


 「おおでかしたラミル」


 「いえ、それより魔獣を召喚できるとはイズモ様凄いです」


 「惚れた?」


 「いえ、大切で尊敬はしていますが、惚れてはいません」


 「あっそうですか」


 ラミルのハートを射抜くにはどうやら長い時間を要しそうだ。


 俺たちは二階に進んだ。

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