10.ゴブリン討伐
さて只今塔の目の前に来ております。うん、ゴブリンがいっぱいだ。
てか、いすぎだろ。数えたところ塔周辺だけでも数十匹はゴブリンが生息している。
緑色の肌に、
試しに鑑定してみるか。
「スキル発動、鑑定スキル」
『畏まりました。何を鑑定なさいますか』
「ゴブリンだ」
『畏まりました。ゴブリンですね。ステータスボードに反映致します』
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ステータス
レベル:50
名前:なし
種族:ゴブリン
武器:
防具:布の服
職業:なし
攻撃力:500
防御力:200
魔法力:0
俊敏性:100
幸運 :100
スキル:毒吐き
:身体能力強化
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強いのか!? この世界のレベルの平均がわからん。ミラはゴブリンを弱いモンスターではないと言っていたが、実際どうなんだ。
マリアに聞くか。最後の頼りは駄女神マリアだ。
「おいマリア今いいか?」
「いいですけど……苦しいです」
苦しい!? まさか病気に……いやないか。
「なぜ苦しいんだ?」
「親切ですね。心配してくれるなんて」
「ああ一応世話になっているからな」
「じ……実は」
ゴクリ!? まさか本当に病気なのか!?
「ケーキの食べ過ぎでですね。いや~動画サイトの影響でケーキを買いすぎてしまい、一気食いを」
「死ね駄女神」
「ひどい、私はこんなに頑張ってケーキを食べたのに」
「いいから質問に答えてほしいんだが」
「はいはい大丈夫ですよ。それでご用件は何ですか?」
全く人騒がせな駄女神だな。
「この世界のレベルの平均とカンストが知りたい」
「カンストは∞ですね。平均は算出が難しいですが、5000程度です」
ああ馬鹿な質問をしたな。カンストが無限なのは当たり前だ。俺がそうなのだから。
平均は5000!? どれくらいでカンストするか聞いてみるか。
「カンストするにはどれくらいのレベルが必要なんだ? この世界でレベルカンストしている者は俺以外にいるか?」
「カンストには9999999999…………9999ですね。イズモさん以外にカンストしている人物はいません」
はははっ!? てっきりよくあるRPGの数値でカンストするのかと思っていたが、途方もない数字だったぜ。
俺以外にカンストしている者がいないとなると、魔王ですらイージーゲームだな。
「もういい、感謝する。また何かあれば連絡する」
「分かりました。異世界生活楽しんでくださいね」
ゴブリンは弱いな。平均が5000程度なのに、ゴブリンのレベルは50しかない。平均の100分の1しかない。これなら俺以外でも楽勝だろう。
気がかりなのはアフィアとミラか。アフィアは巨大グレムリンにびびって足が震えていた。ミラはゴブリンが弱くないと言っていた。
この二人のレベルは恐らく低い。後で鑑定してみるか。
「ステータスオープン」
ステータス
レベル:∞
名前:イズモ・リゼル・アルフォード
種族:人族
武器:鋼の剣
防具:布の服
職業:チーター
攻撃力:∞
防御力:∞
魔法力:∞
俊敏性:∞
幸運 :1
ノーマルスキル:基本属性魔法スキル
スキル説明:基本五属性の魔法を扱える
ノーマルスキル:落雷
スキル説明:視認した対象に雷を落とす
ノーマルスキル:エネルギーチャージ
スキル説明:体力全回復
ノーマルスキル:生産スキル
スキル説明:素材から生産可能な物質を生産することができる。
ノーマルスキル:鑑定スキル
スキル説明:この世界のあらゆる物質を鑑定することができる。
レアスキル:錬金術
スキル説明:素材の合成や分離などができる
エクストラスキル:ダンジョンマスター
スキル説明:ダンジョンの管理者権限が与えられる
エクストラスキル:魔獣使い
スキル説明:魔界から魔獣を召喚できる。
ユニークスキル:
スキル説明:視認した対象の能力を奪うことができる。無限ストック。
アイテムボックス:巨大グレムリンの肉
:ノコギリ
:斧
:光石×5
:燃料石×15
:金属石×10
:魔法石×2
:身分証明書(パスポート)
所持金50000ゴールド
さて何のスキルでゴブリンを倒すか? 落雷でも倒せるだろうがつまらないな。
試しに他のスキルでも使ってみるか。
「スキル発動、基本属性魔法スキル」
『何属性の魔法を発動いたしますか?」
「何属性がある?」
『火、水、木、光、闇の五属性です? いかがなさいますか」
「火属性の魔法を発動する」
『畏まりました。ではイメージした火属性の魔法が使用できるようになります』
イメージだと!? ネーミングは何にしようか。
俺は火属性の魔法をゴブリンに向けて使用する。
「
我ながらネーミングセンスの欠片もないな。次はもう少しまともなネーミングにしよう。
ゴブリンは俺の火属性の魔法
『ゴブリンの肉をドロップしました。拾得しますか?』
一応拾得しよう。後で物は試しに焼いて食べてみるか。意外と美味かもしれない。
こうして塔の周辺のゴブリンを倒した俺達は塔の中へと足を踏み入れた。
因みにミラが「強っ!?」と驚いていた。俺の強さにメロメロになってくれると嬉しいが。
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