思い立ったが書き日

ここに、りんごが一つある。


では、このりんごから一体どれだけの世界を展開できるだろうか。


実はこのりんご、未来の兵器なんです。とか、生命の謎を解くカギがこの果実にあるとしたらどうするだろうか。とか、いろいろ考えてみよう。


物語は苦しんで書くものではないと思う。物語の作者が経験したことが脳内でポップコーンのようにはじけた結果を小さく切って原稿用紙やこの白いページに塗り付けることなのではないだろうか。






さて私は今、思うがままに指を動かしてこの文章を書いているわけだが、私が行っているこの行為は「考える」に含まれるのだろうか。無意識に書き綴っていなければ考えていることになるのだろうか。


私の感覚だと、ちょろちょろと脳内のダムから水を放流しているようにしか感じられない。

しかし、もとからネタ帳を作りこの文章を書くことを決めていたわけではない。

蛇口をひねって善悪関係なくアイデアを垂らす。




以上、思い立ったが書き日。


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