淋しさの詩
換気扇の音。部屋の片隅で蹲ったままの私。
少しでも動いたら、心が身体と共に
酷い音を立てて破裂してしまいそうだった。
どこにいる?何してる?誰といるの?
---ねえ、
返ってこない言葉を求めて、震える指で
メッセージを送り続ける。
濡れた頬が酷く不愉快で仕方がなかった。
愛について語る君を私は淋しい人だと、
そう思っていた。
愛について語ることが出来ない私は
果たして淋しくない人なのだろうか。
君はどう思ってたのか知りたいよ。
君の匂いと別れは同一化している気がする。
どうか、と願うのは何回目か。
君がいない日は空も暗い気がしている、
こんな私に呆れ果てて傍に居てくれ。
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