6

そろそろこんな話を終わりにしなきゃね。

まだまだ話したりないけど、あんまり長いと君、読めないでしょ?だけどもう少しだけ頑張って読んでほしいな。あと少しだけ。


気付いた時にはもうどうしようもないくらいぐちゃぐちゃだったね。睡眠薬使わないとねれない。味もわかんない。バイトもままならない。少しづつ君が話した僕の事を周りから聞くようになった。きっと僕が言った悪口も君に届いてたのかな。

友達として君の横にはいれない。だって我慢できなくなるもん。

好きが溢れるって言った。わからないって言われた。

ごめん、これに関しては僕もよくわからない

僕の話すことは難しいって言われた。

僕も理解しないで話したりもする。

君に指輪をプレゼントしようとした。

僕ができるのはお金を使うことくらいしか思いつかないから。

君が可愛いってくれた洋服。本当に嬉しくてお気に入りだった。事故ってダメにしたけど。

君がいいねって言ってくれた髪型。嬉しくてもっと伸ばそうって思った。鬱陶しくなって切ったけど。

君とお揃いの指輪。結局渡せたからよかったよ。排水溝に流して捨てたけどね。

少しづつ君が離れて行ったのに気付いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る