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     安良巻さん独特の世界観の中で龍に変化していく鯉。
    美しいモノを見たかと思う刹那、龍が息絶える。
    鯉は食べられないは、龍としては死んでしまったで、なんとも惜しいコトをしてしまいましたね。

    作者からの返信

    森野様、ありがとうございます。
    いつか夜の公園で見かけた、羽化のさなかの翠の蝉のように、変化の途中のものというのは、どこか異様ながら魅力的であると感じます。
    書き終えた後で、(語り手は諦めてしまいましたが)龍料理について調べて見ようかとも思いました。

  • への応援コメント

    とても面白いです。龍への変化、そのなめらかな描写力に、心踊るものがありました。
    特に、色とりどりの鱗、北斎じみた波飛沫…あたりに動きが感じられて好きです。

    作者からの返信

    木子様、ありがとうございます。
    鯉が龍になるという、言ってみればその様子を描くためだけの話でありますので、そこに滑らかさや鮮やかさが出ていたなら嬉しいです。