服着てる方が変態で全裸が正義という異世界に来てしまった主人公、この発想の時点で反則です。最後にはどんでん返しもあります。
全裸の国では服を着てるほうが変態の世界に異世界転生。ぶっちぎりのアイディアです。みんなが服を着てるからって、服を着るのが当たり前になっていませんか?チョクチョクでふ小ネタがうけます。長篇化希望!
ある日、気がついたら全裸の国でした。……なにそれ!? という状況ですが、主人公も『なにそれ!?』状態です。なぜなら、ここにくる直前の記憶がすっぽり抜け落ちているからです。 キレのいい主人公の語り口が気持ちよく、その勢いに乗せられて最後までぐいぐい読まされます。なぜこんなヘンテコな世界にきてしまったのか。もとの世界に戻ることはできるのか。結末はぜひ直接確かめてください。 ちなみに、全裸の国ですがエロさはありません。大丈夫です。服を着ていないだけです。←
テンポはミデアムな印象で、話の展開にどんどん引き込まれる。全裸の国を題材にしながらも、エロ要素を上手く回避しているところが特筆される。 文章に勢いがあり、作品全体を底上げしている。キャラクター数は絞っていて読みやすい。