第3章終了時点 『エインヘリヤル』編
フィヨルギュン
年齢:17歳
身長:175cm
体重:72kg
血液型:O型
誕生日:10月5日
ランク:上級
第一魔法:
第二魔法:
魔獣:フィヨルギュン
属性:雷
人間性:5→3
髪/目:紫のロングヘア/紫の瞳
イメージカラー:紫
スウェーデンに拠点を置く魔法少女部隊『エインヘリヤル』のリーダーにして、雷属性最強の称号である『紫天』に就いている魔法少女。『フィヨルギュン』は本名ではなく、『エインヘリヤル』で使われているコードネームである。
一人称は『私』。非常に大声で話す。さらに一言喋るたびにどんどん声量が増していくため、対面で話すと非常にうるさい。ちなみに心のなかでも大声で思考している。だが大事な場面では静かな声で話す。
熱血的で体育会系な性格。とにかく筋肉を信じているようで、扱う魔法も力のままに振るうものばかりである。年長者らしく物事を俯瞰的に捉えているように努めているが、ユグドラシルが破壊された際には激昂しオーディンに歯向かうなど、精神的には未熟な一面がある。
趣味は筋トレ。とにかく鍛錬が病みつきになっているらしく、普段から鎧を纏っているのも魔力を消費し鍛えているため。その成果か鎧の下は筋肉隆々。特に腹筋と胸筋と上腕二頭筋が凄まじいとメンバーから驚かれている。普段から兜で顔を覆い隠しているが、その素顔は細い切れ目に長い睫毛を持つ女性らしい端正な顔立ちである。
指揮官であったオーディンは師であり、彼のことを信用していなかったが師としては尊敬していた。
ドラゴン討伐作戦では対竜迎撃兵器『カドモス』を用いてドラゴンにとどめを刺すことに成功するが、その際に生じた魔力の衝突と彼が発した炎をその身に浴びたため、左半身が火傷する重症を負った。本人曰く、「髪がチリチリになった」程の有様だが、ゴーレムの技術を応用した人工皮膚を移植することで治療が可能になるとのこと。ただし半ゴーレムになるため『人間性』は下がってしまう上、体を維持するために魔力を定期的に補給しなければならなくなる。
第一魔法は『
名前の通り、北欧神話に伝わる雷神トールの持つ武器ミョルニルの特性を再現させた魔法。武器に紫色の電流を纏わせ、投擲させることで威力を絶大的に上げる。また投げられた槍は自動的に手元へと戻ってくる。ただし、フィヨルギュン自身はトールの力を持たず、また投擲よりも刺突の方が得意であるため本来想定されている威力を引き出すことができない。そのためフィヨルギュンは槍を後方に向けて放電させ、その推進力を持って直接敵の元へ跳躍することで自らを『投げ槍』とすることで魔法の実現を可能にしている。
移植された魔獣はフィヨルギュンの名を冠しているが、厳密には『フィヨルギュン』と呼ばれる魔獣は存在しない。『エインヘリヤル』は既存の魔獣をオーディンの魔術によって北欧神話に伝わる神々の力を再現させるよう改造させ、魔法少女に移植させる技術を持つ。元々フィヨルギュンとはトールの母の名前である。雷神の力を移植させる際、男神の力では適応できなかったため女神であるフィヨルギュンを再現できるよう改造され、彼女に移された。
第二魔法は『
名前の通り、北欧神話の主神オーディンの持つ槍の力を再現させる魔法。ただしその槍を握れるのはオーディンの名を冠する者だけと言われており、第一魔法で持っていた槍は消滅してしまう。そのため、自らを『槍』となって直接敵の元へ突撃していく特攻技となっている。黒金に輝く電流を纏い、一歩踏み出した際に超電圧を掛けて爆発を引き起こしその推進力で高速で突撃させていく。『槍』が持っていた『必殺』の性質を持ち、当てれば絶大的な威力を誇るが『投げ槍』として未完成なため『必中』の性質は失われている。加えて自分自身を突撃させるため魔力の消費量と反動は凄まじく、衝撃を緩和できなければ全身の骨が砕けてしまうという危険性もある。
ドラゴン討伐作戦では対竜迎撃兵器『カドモス』が『槍』の形状をしていたこともあり、魔法との相性が非常に良かったため文字通りドラゴンに対し『必殺』の威力となった。
※※※※
スクルド
年齢:16歳
身長:164cm
体重:60kg
血液型:A型
誕生日:3月16日
ランク:中級
魔法:不明
魔獣:スクルド
属性:火
人間性:7
髪/目:茶髪のショートカット/赤の瞳
イメージカラー:朱色
『エインヘリヤル』の副リーダー。『スクルド』はコードネームである。
一人称は「私」。落ち着きのある性格で曲者揃いの『エインヘリヤル』のまとめ役を担っている。基本的には誰にでも優しく接するが、新人のフロックにだけは厳しい態度でいる模様。
ドラゴン討伐作戦ではフィヨルギュン達とは別行動していたため、『ガンドライド』の襲撃に遭うことはなかった。ユグドラシルが消滅したことやオーディンが裏切り者だったことは作戦前日に聞かされたためかなり動揺していたが、精神が不安定になることはなく無事作戦を乗り切った。
火属性に適正がある。武器は槍。変身の呪文は「武装・スクルド」。『ワルキューレ』と呼ばれる魔獣を改造し、北欧神話に伝わる未来を司る戦士『スクルド』の力を手にしている。
※※※※
フロック
年齢:15歳
身長:171cm
体重:65kg
血液型:AB型
誕生日:11月18日
ランク:中級
魔法:大喧囂
魔獣:フロック
属性:雷
人間性:8
髪/目:刈り上げが入ったレモン色のショートカット/青の瞳
イメージカラー:レモン色
『エインヘリヤル』のメンバー。最近入ったばかりの新人。ボーイッシュな印象が強い少女。『フロック』はコードネームである。ちなみに『フロック』は古ノルド語で『騒音』という意味。
一人称は「あーし」。語尾に「ッス」とつける癖がある。フィヨルギュンに負けず劣らずの体育会系かつこちらはさらに脳筋。考え事は苦手であり、難解な話を聞くだけで思考を放棄してしまう。ドラゴン討伐作戦では作戦内容を八割理解していなかった。
フィヨルギュンのことを「フィヨちゃん」、ユグドラシルのことを「ゆーちゃん」と呼ぶなど誰にでもあだ名を付けて砕けた口調で話し、立場関係なくマイペースに接する。たとえ指揮官であるオーディンや『連盟』の幹部相手ですら弁えないため、スクルドから「失礼」だとよく叱られている。
運動神経は並外れており、若いながらも優秀な戦闘能力を持つが武術は我流であり、ユウと並ぶほどデタラメ。槍を地面に突き立てて棒高跳びのように跳躍するなど常識に囚われない戦法を取るためスクルドからは「信じられない」と引かれている。
魔法は『
槍を振り回すことで大音量の金属音を響かせる。聴覚を持つ魔獣ならほとんど怯ませられるため、効果そのものは強力。ただし、範囲はかなり広いため味方を巻き込みやすい。また音を鳴らすにはかなり振り回さなければいけない模様。聴覚を持たない相手に対しては素直に諦め、物理で殴る。一応雷属性の魔法であるため、微弱ながらも電流を纏わせることも可能。
※※※※
ユグドラシル
年齢:0歳(外見上は10歳程度)
身長:144cm
体重:25kg
血液型:なし
誕生日:6月28日
ランク:なし
魔法:完全魔法支配術
属性:全て
人間性:なし
髪/目:紺碧のツインテール/金色の瞳
イメージカラー:紺碧
『エインヘリヤル』のメンバーで、魔力を動力源とする
一人称の概念を持たないほどに自我が薄く感情を持たない。口調は無機質気味で単語ごとに区切って話す。
『完全魔法支配術』と呼ばれる魔術を持つ。自身が見ただけで第三者の魔法を使用することが可能になり、さらにコピーした魔法を他人にも使わせることが出来る。全ての属性に適正を持ちあらゆる魔力と適応するため、自身の体内で精製された魔力を他人に渡し回復させることも可能。元々ゴーレムは人間より血肉が少ないため必要な代謝量も少なく、その余ったリソースを全て魔力に変換させることで無限の魔力を精製する永久機関となる。ただしこの能力はオーディンが長い実験の末に完成させたものであり、他のゴーレムには『完全魔法支配術』は適応していない。この能力によって『エインヘリヤル』のメンバーは戦闘能力が底上げされていた。
その正体はオーディンによって作られた『始まりの魔女』の器。『完全魔法支配術』はあまりにも強力な術式であるため、その力で反乱を起こされないよう自我と感情を排斥され、万が一自我を宿した場合破壊される契約を交わされていた。だがドラゴン討伐作戦にてヒメコに出会い、彼女の言動に興味を抱き始める。『ガンドライド』に襲撃され彼女に危機が迫っていることを察知すると無意識に大声を上げるなど徐々に自我が芽生え、体がボロボロであるにも関わらず「友達を守る」というセナの言葉と、「ゆーちゃんだって友達が困っていたらどうするの」というヒメコの言葉で自我が覚醒し、ヒメコを『友達』と認め、自らの意思で行動するようになる。「僕」と自称するヒメコに影響を受け、一人称が「ボク」となった。
ヒメコたちによって『ガンドライド』を退けるも自我を持ってしまったために、魔女から命令を受けたディスノミアが現れ、彼女に破壊されてしまう。このことは本人も覚悟していたが口に出してしまえばヒメコたちも巻き添えになる可能性を恐れ黙秘していた。『完全魔法支配術』が解析されないよう、活動が停止した際には体が消滅するよう設定されており徐々に体が結晶に覆われ始めていく。ヒメコに抱きかかえられながら彼女は「自分の製造者を倒してほしい」と彼女に約束し、ただの人形として生きるよりも『人』として感情を持ち友達が出来たことを幸せに思いながら消滅していった。
その後、彼女の核であった魔石が取り残され、それを元に咲良の手によって新たな素体が作られ『HALF』に加わった。以前のユグドラシルとは別人であるため記憶は持たないが、魔石の中に彼女の魂が残されていたため人格は引き継がれている。また、『完全魔法支配術』は失われ魔女の器でもなくなったためか、瞳の色は金色ではなく紺碧になっている。
※※※※
オーディン
年齢:外見上は60~70代(変装)/外見上は30代(本体)
身長:162cm(変装)/176cm(本体)
体重:89kg(変装)/60kg(本体)
血液型:不明
誕生日:不明
魔術:ルーン魔術
属性:不明
人間性:不明
髪/目:乱雑に伸びた白髪(変装)/赤毛のポニーテール(本体)/金の瞳
イメージカラー:赤褐色
『エインヘリヤル』の指揮官。『連盟』の一員。
でっぷりと膨れた体にボロボロのローブを身にまとい、広いつばの帽子をかぶり、左目に眼帯を着けた老齢の男性。一人称は「ワシ」で古めかしい口調で話す。その醜悪な外見と、飄々とした性格からメンバーからは慕われていない。
魔女でなく更に魔力に適正を持たない男性でありながらも数々の魔術を開発したとして『連盟』では名誉博士に選ばれている。だが彼の技術は本物でありながらもやはり魔術を扱えることは疑わしいため、信頼はされていない。
ユグドラシルを造り彼女に『完全魔法支配術』を授けた張本人。その真意は魔女の器を完成させるという『ご主人様』からの命令であった。ユグドラシルが破壊された後、フィヨルギュンの前に現れ自我を持ったから破壊されたという旨を伝える。だがユグドラシルを破壊されたことで怒りを覚えていた彼女に体を貫かれる。だが彼の姿は『着ぐるみ』であったために致命傷は追わず、彼女に本来の姿と正体を明かした。
その正体は『連盟』のスパイにして『始まりの魔女』の一人、『呪縛の魔女』本人。老人の姿は変装であり、本来の姿は赤毛で長身の女性である。フィヨルギュンに正体を明かした後、『連盟』を用済みと称して裏切りその場を去っていった。
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