第11話 父からの言葉
施設に入居している
父とは
関東と沖縄の距離が
あるので
実際に合えるのは
年に数回程度
それ以外は月に一度
知人に施設に行っていただき
テレビ電話で会話している
いつもは明るい父親が
わたしの体調の異変を
察知したのか
何しろ身体だけは
気を付けてな
それが心配で心配で
仕方がない
子供は○○一人だけ
なんだから
とうっすら涙ぐんでいる
危うく涙が溢れそうに
なるところを必死で抑えて
明るく手を振って
テレビ電話を終える
やっぱり親子だね
ぼくも全く同じ事を
考えていたし
同じ気持ちだよ
父ひとり
子ひとり
子が先立つ程の
親不孝は無いから
親父を見送るまでは
何としてでも
頑張るからね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます