もう一人の自分

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もう一人の自分

○:俺を呼ぶ声がする。ん?俺の頭の中から聞こえてくる…お前は誰だっ!


●:お前とは失礼な!

私にもちゃんと名前があるのですよ?

あなたと同じ(○○という)名前がね。


○:?


●:分かりませんか?まぁ無理もないか。

私はあなたをずっと見てきたんです。

今日という日を今か今かと待ち望んでいた。

そうっ!あなたに代わって自由になれる日をね。


○:(恐怖で顔が青ざめている)


●:どうしましたか?青ざめた顔をして。

あなたの魂の力が弱まっている今だからこそ、こうやって話しかける事ができたのです。

何を怖がる事があるのですか?あなたが望んでいた事でしょう?

「消えてなくなりたい」と。


●:あなたはどうしてそんな簡単に命を粗末にできるのですか?

一時の感情に任せて「死」を軽々しく口にしてほしくないのですよ。

もっと命を大事にして下さい。

また「死」を口にしたら…分かりますね?

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