魔法が存在する現代社会。
魔法はパフォーマンスなど、様々な分野で使われていた。
そんな魔法を使う、有名パフォーマーを母にもつ主人公の蘭花。
母と同じ魔法の才がある蘭花だが、パフォーマーになる気はなかった。
『人の役に立つ魔法使いになりたい!』
そんな彼女の明日はどっちだ?!
進路と友情と憧れと自分の価値と、そして魔法。
様々なことに迷う思春期の少年少女たちが生き生きと描かれている作品。
彼女たちの悩みや信念はちっぽけなものだけど、それに向かってまっすぐ進む力がある。
がむしゃらに、ひたむきに。格好良くある必要なんてない。
自分の力で、自分の道を掴み取る。
そんな少年少女の力強さに、大人たちは敵うはずなんてない。
きっと、懐かしさと共に、少年少女が行先を見守っていくんだと思う。
青春っていいなぁと素直に思う。
魔法、という非現実なものが存在する世界でもそれは変わらない。
魔法がない世界で生きる私たちとなんら変わらない青春を送り、悩みを持ち、そして生きていく。
そんな青春の不変さが見える作品だ。
蘭花とその仲間たちが駆け抜ける、青春の1ページをあなたも見届けて見ませんか?
そこには懐かしくなる青春があるはずです。