1-12.酔いから覚めて



「あ、あれ……?」

「わっ、わっ、わっ……あたっ。」

「んん……。」


 ボクがARのステータス表示を見つめている間に、アリー、エト、ユーライカも不調を訴え始める。立っていたアリーはぺたりと腰を落とし、エトはバランスを崩してごろんと天を仰いだ。


「空が回ってます~……。」

「うぅ……頭が……。」

「これは、一体どうしたのでしょう……。」


 彼女らも初めての事のようで、急に訪れた自らの不調に戸惑っている様子だ。低レベルの子供達には当然初めての危険なのだろう。そんな子供達のARステータスバーの”状態欄”には”レベルアップ酔い(中)”と表示がされていた。

 詰まる所これは異世界物によくある様式美のような物で、急激なレベルアップに伴う体調不良こそが今現在子供達を苦しめている原因だったのだ。


――ナビィ、これってまずい状況だったりする?

《否定。乗り物酔い等と同じく、安静にしていれば回復するだろう。》


 なら良いか。ナビィから確証が得られたので、早速子供達を安心させてあげなければ。


「心配せんでええってさ。これはレベルアップ酔いらしいから。」

「レベルアップ酔い、ですか……?」

「急に幾つもレベルが上がると気持ち悪くなるんやってさ。」

「聞いた事が有ります……まさか自分がかかる事になるとは思いませんでしたが……。」

「シロ様、と言う事は、私達はレベルアップしたのですか……?」

「せやで。」

「信じられない……たったあれだけで……うっ。」

「まだ気持ち悪いやろ?運んだるから暫く休みや。」

「はい……ありがとうございますシロ様……。」

――こりゃあちょっと間レベリングはストップやな……あ、まだ一匹居ったな、どないしよこれ。……そうや。


 ボクは足元の太鼠をわしっと掴み上げた。


「うーんと、アリー、ちょっとナイフ持って。」

「え?は、はい……こうですか?」

「おっけー。」


 アリーは言われた通りナイフを掴み、しかしレベルアップ酔いで力が入らないせいで腕が上がらないので、柄の尻を砂利の地面に当てて切っ先を空に向けた。それを確認して、ボクは太鼠を持った腕を大きく上方へ振り上げ、その切っ先に向け振り下ろした。

 ボクの手を離れた太鼠が勢い良くナイフに突き刺さり大輪の赤い花を咲かせる。咄嗟の事にアリーは声も上げず大きく目を見開いて固まり、そのまま横向きに倒れて意識を失ってしまった。


――……うん、レベル上がったな。無駄にならんで良かった良かった。


 余った太鼠がもったいなかったので、非力そうなアリーに経験値をと言うナイスな案を実行し、我ながらきれいに収まったな、等と思っているとユーライカとエトが目を見開いて此方を見ている。なんだろう?

 あ、さっさと川向こうの寝床まで連れて行けって事かな?はいはい、急かさなくてもちゃんと連れていきますよ。


「んじゃあエト、ユーライカさん、こっち。腕に座って首に腕回して捕まって。」

「は、はい……。」

「し、しつれいします。」


 普段なら遠慮しているのだろうが、よほど辛いのか青い顔で黙って腕に腰を掛けた。うんうん、すんなり行くっていいね。そうこうして二人を無事寝床まで運び、次いで意識の無い三人をまとめて寝床へ放り込んでその日の活動は終了する事にした。この分だと次のレベリングでもレベルアップ酔いに苦しみそうだけど、急を急ぐ訳でもないので別に良いだろう。のんびりやろう。




 結局、皆が回復したのは17時も回った頃だった。レベルアップ酔いは解けたようだけれど、今は軽度の頭痛を患っているようだ。


「お手数をおかけしましたシロ様。」

「治ったんならそれでええよ。」

「シロ様……感謝致します。」


 ユーライカに続いて皆が口々に謝意を述べる。なんだかやたらと感謝されているが皆の不調の原因を作ったのはボクの様な物なので、居た堪れない気持ちになってくる。

 なのでさらりと話題を変える事にする。


「じゃあ今日どれだけレベル上がったか確認しよか。」

「……あのシロ様、お聞きしたいと思っていたのですが、シロ様には私達のステータスが見えるのですか?」


 そうアリーが聞いてきた。別に隠す事ではないので普通に伝える。


「見えるけど。」

「おぉ……!鑑定眼までお持ちだなんて、流石は白竜様です。神に愛されて居られるのですね。」

「シロ様、通常、自分や他人のステータスを知るには国の施設や冒険者ギルド等で専用の魔術具を用いるのです。」

「へぇ、専用の魔術具って?」

「一般冒険者や国の要職者などは”ステータスプレート”と言う、このくらいの板を所持しているのです。それらは主に身分証として用いられますね。」


 ユーライカのどう反応していいかわからない賞賛はスルーして、アリーが色々と身振り手振りで教えてくれる。以前外の世界の事を教えて欲しいとお願いしたのを覚えていてくれたのだろう。


「冒険者はそのプレートを持ってるからその都度確認出来る訳か。」

「ええ。しかし、それらを介さずに見るだけで相手のプロフィールやステータスを知る術を持つ者も居るのです。それが鑑定眼のギフトを持つ物です。」

「ギフトって?」

「生まれながらに備わった異能の事をギフトと呼ぶのです。本来ヒトに備わっていない、まさに神々からの贈り物と言える力なのですが、西方の大陸ではその力を持つが故に迫害の対象とされていると聞きます。嘆かわしい事です。」


 なんかそれってアメリカのスーパーヒーローみたいだな。


「ギフト……?私は魔術として確立していると聞いていたのですが、そういう話は聞いた事が有りません。」

「ええ、恐らくそれはステータスプレートの技術を応用した、身に付けるだけで相手のプロフィール等を見る事が出来る魔術具、その所有者の事でしょう。国の一部要職者や高位の貴族等が持っている場合が殆どですね。それでも数は限られているそうですが……少なくても私は見た事が有りませんね。」

「そうだったのですね。」


 それにしてもアリーはよく知っているなぁ。そういや彼女とルーデリアは元貴族の称号を持っていたな。つまり彼女は知識豊富なのは貴族出身故なのだろう。これはありがたいが、何故彼女らは奴隷に落ちたのだろう。まあ今どうしても必要な訳ではないので、その内聞かせて貰えると良いな。

 それにしても、聞く限りじゃあ鑑定スキルは一般的ではないらしい。あんまり大っぴらにはしないほうが良いのかもな。


「ありがと、アリー。また教えて。」

「かしこまりました。」

「んじゃ、発表しまーす。まずユーライカさん。」

「はい。」

「レベル8から三つ上がってレベル11。んでアリーは――。」

「!?」


 一息に全部行ってしまおうと思ったのだが、ユーライカとアリーが何だか物言いたげに口をぱくぱくしている。この顔は知ってる。驚いている顔だ。


「どしたん。」

「い、いえ。自分のレベルが8だと言うのを初めて知ったものですから、それに……。」

「それに、ユーライカは鼠を二つ斬りつけただけでしたし、それでまさか、三つもレベルが上がるなんて、信じられません……。」


 どうやら二人はレベルの概念を理解しているようで、あれだけの行為で幾つもレベルが上がった事に驚きを隠せないようだ。


「まぁ、あの鼠はどれもレベル25くらいやし、こんなもんやろ。」

「そ、うなのですか……?」

「確かに格上の魔獣を倒せば一気に強くなるとは聞きますが……。」

「続けるでー。」

「は、はい。」


 二人はまだ飲み込み切れていないような顔をしているが、構わず続ける。


「アリーは七つ上がってレベル12な。」

「な、ななつ!?」

「じ、12ですか……!?私が……?いやでも、形の上では一体倒している事になるし、妥当……?」


 またもや、しかし気を使ってか小声で驚く二人だが反応してたらキリがないのでスルーだ。そういや他の子はこの二人の様に過敏に反応しないな。まだレベルの概念を知らないのかしら。あ、いや、ルーデリアも驚いているようで、唯でさえ細い目が多分目一杯に見開いている。空気を読んで声を上げなかっただけのようだ。なんというか、数値的に見ても聡い子なのだろう。


「エトは四つ上がってレベル9。ルーデリアは八つ上がってレベル12。最後にクロが九つ上がってレベル12やな。」

「魔獣に止めを刺した子達は皆12に上がっているのですね……。」

「ルーデリアもですが、クロの上げ幅が恐ろしいですね……レベルアップ酔いで倒れてしまうのも納得です。」

「あの、シロ様。高位とは言えあの鼠の魔獣を倒しただけで、本当にここまで上がるものなのですか?高レベルとは思えない程呆気なく絶命していましたが……。」


 ずっと黙っていたルーデリアだが、流石に自分のレベルの上がり方に疑問を抑えきれなくなったようで、おずおずと話しかけてきた。ボクはレベル差を考えればこんなものだろうと思っていたのだが、どうやらそれだけではない、とはナビィの言だ。


《経験値は特定の相手を攻撃した全ての物に撃破時割り振られるが、一定の数値を超える経験値を得た場合、また、敵の絶命に最も貢献した場合ボーナス経験値を得る。》

――経験値ボーナス、そういうのもあるのか。


 相変わらずボクの周囲をフラフラしている光点事ナビィを視線で追いながらルーデリアに説明してやっていると、下の方から視線を感じる。目を向けるとクロが此方をじっと見つめていた。ボクを、と言うより、どうもボクの周囲を見ている気がする。クロに見つめられるのは最早いつもの事だが、今回は妙に熱量を感じるのだが……、あれ、もしかしてナビィ見えてない?


《否定。それは有り得無い。個体名”ナビィ”は霊的存在では無い。あなたの脳内に存在する思念体。他者からの知覚は不可能。》

――いやでもあれ……明らかに目で追ってるくない?

《……情報の検索を要請。受諾。該当項目を検索。……。……。発見。》


 ナビィが何かやってる。ちかちかと点滅するのは初めて見るな。


《現状の性能では可能性の提示しか出来ない。それでも良い?》

――えっ、別にええけど。

《彼女は”次元眼ディメンションアイ”のギフトを身に宿している可能性がある。》

――ギフトって、さっきアリーが言ってたやつ?でもステータスを見る限り……。

《相手のギフトを見るにはスキルのレベルが足りない。》

――あーなるほど。全部見れてるつもりだったわ……それで”次元眼”ってどんなスキルよ。

《エラー。これ以上の情報にアクセスする権限が無い。該当ギフトの詳細を知るには”NIS”スキルをレベル3に、相手の情報欄に表示するには”鑑定”スキルをレベル3にする必要がある。》

――二つで1000ポイント要るのね……先は長そうやな。


 しかしまさかのギフト持ちがこの中に居ようとは。名前から察するに別次元の物を見る事が出来る、とかそんなんだろう。猫や犬が何もない所をじっと見ている的なあれかな。違うか。一瞬クロに口止めすべきだろうかと思ったが、別に知られて困る事もないだろうし放置する事にする。害はないだろう。


 本題が逸れたがそろそろ戻そう。ボクは落ち着かない様子の子達に今後の予定を話す。


「えー、という事で。後二三回今回みたいに河原でレベルを上げてもらいます。あー、取り敢えず全員レベル15になるまでかな。」

「何故15までなのでしょう?こんなに容易くレベルが上がるなら、もう少し上でも良いのではないですか?」


 もっともな問をアリーが投げかけてくる。実際彼女の言い分は正しい。レベルだけを見ればね。ボクが理由を話そうと顔を向けると、その前にユーライカが話し始めた。


「アリー、それではいけません。レベルだけ上がっても、自らの戦闘技術が向上するわけではありませんから。技術というのは、自らの手で繰り返し行なってこそ身に付くのです。」

「そうそう。レベルを上げて向上するのは基礎体力や成長出来る伸びしろの向上くらいのもんやから、実際に身を守るための技術は自分で経験するしか無い。せやから君らの基礎能力が上がってからは実践訓練を通して己を高めて欲しいと思ってるよ。」

「実践、ですか……。」

「僕たちに出来るでしょうか……?」


 アリーやルーデリアの懸念も最もだ。頭脳派の彼らにとって荒事は荷が重いだろう。それでもやってもらう。何より彼ら自身のために。


「その為に基礎能力を上げさせてるんやで?大丈夫、ちゃんとサポートするから。……あ、サポートって言うのは――。」

「あ、それはわかります。手助けって意味ですよね。」

「知ってたか。流石ルーデリアくん。」

「えへへ……。」


 かわいい。


「15超えたらこの河原にレベル30辺りの中型の魔獣を一体捕まえて持ってくる。囲いを作って5対1で戦うを繰り返す訳や。君らのレベルが20から25くらいで折を見て森の中に一緒に遠征に行く。そんな感じでやろうと思ってるから、皆気張ってや。」

「は、はい!」

「ほんじゃ、晩飯にしよか。肉取ってくるから。」


 上がったレベルと今後の予定の確認も一息ついたので、この場をユーライカに任せて森に入る。マップで魔獣で無い鹿の群れの見つけたので、飛んで行き二三匹さっくり殺して収納する。これだけあれば一週間くらいは持つだろう。

 結構な速度で走ったのでこの間数十分程だが、今の内にやりたい事が有った。そう、子供達と遭遇して以来一人になる時間がなくて保留にしていた”獲物”の捕食だ。

 あの時殺した三匹の罪深い窟竜シンフルラプラゴンにその場で拾った十数体の人や獣人や亜人の死体、その後遭遇したアルヴィエール狼アルヴィエールウルフや道すがら倒した数体の魔獣の捕食を、流石にあの子達の前でやるだけの度胸はなかった。だってあれ、かなりグロいし、子供に見せる事でもないよね、うん。

 という訳で、ボクはこの機会を虎視眈々と狙っていたのだ。彼らが来てからまともに散策も出来てないし、森の中央への遠征も延び延びになっている。行けるようになるには、子供達に森を一人で歩けるくらい強くなってもらわねばならない。”メイズ”とカテゴライズされたこの広大な森のその未知の部分に行くのだから、子持ちではいく気にはなれないのだ。ベースの河原付近は比較的弱い魔獣しか居ないので、奴らに対応出来るだけ強くなってもらって、ボクの遠征中、留守番をしていて欲しいと思っている。ボクだって年端の行かない子供を四六時中連れ回すつもりはないのだ。

 ともかく、何時迄も彼らを待たせる訳にも行かないので、大急ぎで掻き込む事にする。


 それじゃあ、いただきまぁす。



◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇




「相変わらず不気味な入り口だぜ。」

「ここに来る度それ言う気なのか?」 


 ダリア公爵領、その首都ダリアの城下町から東に位置する森林迷路フォレストメイズ、その名も”アルヴィエール大森林”。その南西、大きく縦に口を開いたトンネルの入り口に彼らは立っていた。その場には他にも様々な種族の男女が十数人、荷馬車六台と言う半ば大所帯を引き連れている。彼ら皆一様に武器を携帯し頑強そうな防具をつけている。中にはそれで何が守れるのかと言うほど薄い装束身に纏っている者も居るが、ロマン装備だろうか。手に腰に背中にそれぞれ携えている剣や斧や槍や弓や杖が見えて、一貫性がない。それもそうだろう、彼らは兵士ではない。

 時に野を駆け、時に松明の明かりを頼りに洞窟を進み、時にヒトに仇なす魔獣や悪を討滅し、時に金や名声を望む者。飽くなき探究心で世界を渡り歩く彼らはそう、冒険者であった。誰も彼も身の内には冒険者ギルドから発行されたステータスプレートと階級を示すドックタグを持っているのだ。


「何してるんだ!早く行かないと手遅れになる!」


 そんな彼らに先んじて檄を飛ばすのは、一際焦った様子の男。一般的な皮の鎧と鉄の短剣と言う、魔物の巣窟に挑むにしては身軽過ぎる格好である。短髪で一見好青年のような面差しだが、今は前述の通り額に汗を滲ませ眉間に皺を寄せている。


「あのさぁ。アンタがユーラリエの冒険者ギルドに飛び込んで来て十日、アンタがここを飛び出してからなら既に二十日以上経ってんだぞ?本当にあんたの言う通りならとっくに皆死んじまってるよ。」


 状況を見れば当然と言える見解だが、焦りに無くしかけていた我が遂に無くなってしまったようで、ぞっとした青い顔で眉根を釣り上げ一見好青年は彼に掴みかかってしまった。


「て、てめぇ!」


 掴みかかられた深い茶色の短い髪をオールバックにしていた男は、尚も呆れた様子で一見好青年を見やった。隣りにいる濃い赤髪をセミロングにした女性も、止もせず呆れ眼を向けている。向けている相手はオールバックの男に対してだが。

 しかし、他の冒険者達は我関せずと言った様子で何やら準備を進めている。


「”鋼鉄級スチール”だからって偉そうに……!」

「偉そうで結構。実際ギルドに調査を指名される程度には偉いんだよ、俺達”鉄の牙アイアンファング”はな。」

「なんだぁ……!?」

「はいはい、やめろ二人共。こんな所で言い合って何になるんだ。時間が勿体無い、そうだろう?」


 呆れた目で見ていた赤髪セミロングの女性が仲裁に入り、声を荒げていた一見好青年を宥めすかす。反射的に彼女を睨みつけた一見好青年だったが、彼女の言葉に我に返ったか、黙りこくってしまった。そんな彼に構わず、赤髪の女性は話を続ける。


「くそっ!……そうだな。」


 一見好青年には乱暴に掴みかかっていた腕を振りほどき離れていく。


「ユージィン、お前もだ。無用に不安を煽ってどうする。」

「へいへい。」


 開放されたユージィンと呼ばれた男が悪びれずに手をひらひらさせる。


「お前の気持ちもわかるが、今回は堪えろ。お前はチームリーダーなんだからな。」 

「わーってるって。」

「まったく。……準備も終わったようだな。ではユージィン、号令を。」


 そう振られ、下を向き一度息を思いっきり吐いてから、再び森へと続く洞窟を聳える岩壁を見据える。


「そんじゃあ、行くぞー。」


 ユージィンの気の抜けた号令にパーティメンバーたる冒険者達が雄叫びを上げ、洞窟内を緩やかに下る整地された坂を馬車と共に進む。目指すはアルヴィエール大森林の北西に位置するダンジョン、業深い奈落の底シンフルアビス前整備拠点広場。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る