第1話 スフィア登場!

ここはとある世界のある大陸にある広大な街、ワールドシティ。

そんな街の一角にたてられた秘密基地に彼らはいたー


秘密基地の扉を開けて入ってくるものがひとり。

「スフィア」族の赤い少年、彼がフレムである。

フレム「おはーす、お ウォタじゃん。来るの早いな」

そう話しかけたのはウォタ。

彼は魔法使いのスフィア族の少年である。

ウォタ「今日はウィドちゃんまだ来てませんよー」

ふとみるとソファーにはロックも座っていた。

ロックは彼らと同じスフィア族の少年でフレムとウォタよりも太めである。

フレム「おかしいな…この時間にはもう来てるはずなんだけど…」

そう思った瞬間突然外から大きな音が響く。

「わっ!?」「えっ?」


外に飛び出してみるとロボットに追いかけられてる半幽霊の浮遊した少女がこちらに向かってきている。

名はウィド

彼女はスフィア族とゴースト族のハーフでありフレムたちのまとめ役でもある…が今は逃げるのに精一杯なようだ…

フレム「ちょっ…ウィド!ぶつかる!ぶつかる!」

その言葉に気づきウィドは停止するが浮遊してても勢いはついているのか、目と鼻の先につくまでなかなか止まらなかった…。

ウィド「あぶなかった…」

フレム「で、ウィド…またサーフィスか?」

ウィド「まあお察しの通りね…」

ウィドが振り向くとロボットに乗り込んでいるモンスター…「ボマー」の少年サーフィスが言いはなった。

サーフィス「まさかうまいことフレムのところまでおびき寄せられたか…やるな」

ウォタ「で…実際のところどうなんです?」

ウィド「ぐーぜん…(小声)」

サーフィス「今日こそフレム!お前たちを倒してやる!」

フレム「ふーん、じゃやってみるか?」

その言葉と共にサーフィスはロボットのアームを操作しフレムにふりかかる。

しかしフレムは剣を取り出すと剣の力でアームを止めた。

フレム「このくらいどうってことないぞ?そらこれはおまけだ!」

そういうとフレムは剣に魔力の炎を通し炎の力で剣が燃え上がった!

すると鉄でできていたサーフィスのロボットに炎の温度がうつりみるみりとロボットが赤くなっていく。

サーフィス「あつい!あついぞっ!」

たまらずサーフィスはロボットの操縦席から飛び上がりそのまま落ちてしまった…

フレム「ウォタ!いまだやれ!」

ウォタ「あっ…はい!」

ウォタが熱されたロボットに水魔法をかけるとロボットはたちまち水蒸気爆発をおこし使い物にならなくなってしまった…。

サーフィス「くっそー…覚えてろよ!」

ロボットを壊されたサーフィスは自分の爆弾生成能力で煙幕弾を作り爆発させるとどこかに逃げていくのであった。


ウィド「ほんと…フレムくんも大変ね…まあ私もここまでこれなかったら自分で対処する気ではいたけど…」

フレム「まあウィドがこれたから結果オーライ?ってことか」

ウォタ「懲りませんねサーフィスくんも…」

一方その頃ロックは…

ロック「もうたべられないよ~…zzz」

呑気に寝ていたのであった…

つづく

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