第65話 重なり合う心


「あれは……固有魔術オリジンか……」


 俺、エヴィ、エリサ、クラリスの四人で準決勝を見ていた。今はアメリアの試合も終わったのだが、次の試合はアリアーヌ対アルバートということで、引き続き同じ席でその試合の行方を見つめる。


 だが……もうすでに、勝敗は明らかだった。


 この試合は、アリアーヌが勝つ。アルバートは確かに努力を重ねてきた。しかしアリアーヌに届く程には至らなかった。


 それはきっと戦っている彼が一番理解しているだろう。


 分かっている。もう敗北は必須だと、アルバートは理解しているが……決して諦めない。


 その表情は、その双眸は、彼の不屈の意志を表していた。


 そのあとは、フッとアリアーヌが微笑むと……彼女はあろうことか、剣を捨てた。もちろんアルバートはその隙を逃しはしない……が、アリアーヌが発動した固有魔術オリジンの前に敗北してしまった。


 剣を素手で叩き折り、ただ拳の一振りで防御に専念したアルバートをあっけなく場外まで運ぶ腕力。しかもそれは、おそらくまだ本気ではない。


 おそらく、真の実力の片鱗でしかないだろう。


「おいレイ……あれって……」

固有魔術オリジンだな。それも、物理特化したものだ」

「そ……そうだよな……」


 エヴィの声は微かに震えていた。


 確かにあの魔術を見れば、圧倒されるのは当然だろう。アリアーヌの四肢は赤黒く染まり、そこにはコードが走っているのが可視化されるほどだ。第一質料プリママテリアの可視化にコードの可視化、という現象は珍しいものではあるが、確かに存在する。


 でもそれは、限られた魔術師しか起こせない現象。


 それをあの若さでたどり着いているとは……素直に脱帽せざるを得ない。


 アリアーヌ=オルグレン。その自信は決して虚勢などではない。あの能力があるからこそ、彼女はあそこまで自信を持って振る舞えていたのだ。


 でもアメリアは……大丈夫なのか。


 今のアメリアに、彼女に立ち向かえるだけの能力があるのか。


 そう問われてしまえば……ない、としか言えない。


 いや戦うだけの技量はある。圧倒されるかもしれないが、勝ち筋が完全に消えたわけではない。


 それに固有魔術オリジン第一質料プリママテリアの消費が激しい。持久戦に持ち込めば、勝ちは見える。


 そうアメリアに伝えたいが……俺は、今の彼女に何かをいうべきなのか。


 けられているのは知っている。だからそっとすべきなのではないのか。そう思ってしまう……。だが俺は本当にそれでいいのか? アメリアをこのままずっと、放っておいてもいいのか?


 そんな葛藤が生じる。


 だがその時は、答えは見つかることはなかった。



 ◇



 次の日は休息日だ。


 そして明日には、ついに決勝戦が始まる。とうとうこの魔術剣士競技大会マギクス・シュバリエも終わりが近づいてきた。今の所は、表向きは何の問題もなく進行している。


 だが、死神グリムリーパーの介入がいつあるかも分からない。警戒はしておくべきだろう。


「……」


 ベッドに寝て、天井を見上げる。


 今日は朝からいつものように、売り子の仕事をした。そしてその仕事も今日で終わりだった。売り上げは尋常ではないものとなり、無事にその役目は幕を閉じた。


 あとは明日の試合での運営委員としての仕事と……アメリアの決勝戦が待っている。


 アメリアは大丈夫なのだろうか。


 今日は、ずっとそのことばかりを考えていた。時折仕事が手につかなくなり、エリサとクラリスに注意されたほどだ。


 アメリアはあの試合を見て……打ちひしがれているかもしれない。


 俺は分かっている。アメリアと同等か、それ以上に彼女の能力のことを理解している。打開策はある。戦えるだけの技量もある。


 でもその心が負けを認めてしまえば、全てが無駄になる。


 アメリアは……あの圧倒的な固有魔術オリジンを前にして、立ち向かうことができるのか。


 友人ならば、ここで一声……かけるべきだと、俺は思う。でもこの体は動かなかった。ただただ、その心に触れていいのか……迷うばかりだった。


「アメリア……君は……」


 そうして考えるうちに、朝がやってきていた。彼女のことを心配するあまり……一睡もできなかった。


 だが一日くらい寝なくとも、俺のパフォーマンスは落ちることはない。


 いつも通り仕事をこなそう……そう思って、扉を開けようとするとそこには、エリサ、クラリス、エヴィの三人がいた。


 どうしてこんな朝に……。


 そう思うと同時に、全員の表情が真剣なものであると気がつく。


「レイくん……その……」


 そう口を開いたのは、エリサだった。


「……どうかしたのか?」

「その……実は、ね。みんなでアメリアちゃんのところに行こうと……そう思ってたんだけど……やっぱり、これはレイくんがすべきだと……思って」

「……俺が?」


 そう告げると、クラリスとエヴィは静かに頷いて口を開いた。


「レイがね、迷ってるのは分かってるわ。アメリアのところに行っていいのか、昨日からずっと考えていたんでしょ?」

「珍しくレイが仕事に集中できていなかったからな。それは俺も気がついたぜ」


 あぁ。


 そうか。そういうことだったのか。


 どうやら、友人たちには俺の葛藤などお見通しだったようだ。


 これは素直に認めるしか、ないだろう。


 そうして俺はポツリと、まるで溢れ出る一筋の雫のように、自分の心をさらけ出す。


「……やはり隠し事はできないな。正直に言おう……俺は、怖かったんだ。彼女の心に踏み込むことが。アメリアがずっと悩んでいるのは……分かっていた。でも俺は……踏み込んでいいのか、迷っていた。その心に触れていいのか、壊してしまうことになるのではないかと……そう……そう考えていたんだ。自分の選択肢は間違っていないかと、ずっと問い続けて……逃げていたんだ……アメリアと向き合うことに……」


 話してしまえば、この想いは自然と言葉にできた。


 いつだって一人ではどうすることもできない。師匠と出会った時も彼女に助けてもらった。


 そして今は、友人に助力を求めている。


 今までの俺ならば、この行為すら否定していただろう。


 でも今は……この信頼できる仲間の前だからこそ、自然と想いを口に出来た。


 そう想いを曝け出すと、エリサがソッと俺の手を包んでくれる。


「レイくん……きっとね今、アメリアちゃんの心に触れることができるのは、レイくんだけだよ。私たちがみんなで行っても、アメリアちゃんはまた取り繕う。そして無理して笑って、そのまま決勝戦に行っちゃう……でもね、レイくんが私たちに言ってくれたように、思っていることを口にすれば……届くと思う。アメリアちゃんは、待ってるよ。ずっとずっと、レイくんのことを待ってる。私たちもこのことをずっと見て見ぬ振りをしてきたけど、今じゃないと……きっと間に合わない。そしてそれができるのは……レイくんだけだよっ!!」

「そうね。エリサの言う通りよ。レイ、あなたが行くべきよ。大丈夫、きっとアメリアは心を開いてくれると……私はそう信じてる……」

「……俺があまり言えた義理じゃねぇが……レイ。お前もまた、悩んでいるのは知っていた。同室だしな。でも、ここしかねぇと思う。あのアリアーヌ=オルグレンに立ち向かうのは、きっと怖ぇと思う。でもだからこそ、お前は力になれる。お前が俺たちを信じてくれているように、アメリアもきっとレイを信じていると思うぜ」


 あぁ。そうか。


 やはり、俺の選択肢は間違っていなかったようだ。


 俺の言葉はアメリアに届く。いや、届かせる。


 俺は怖かった。自分の心の内を曝け出して、否定されるのを。


 でもみんなは信じてくれている。


 それにアメリアは求めているのだ。


 きっと、彼女のことだ。今頃、部屋の隅っこで、一人で縮こまって泣いているかもしれない。


 俺は分かっていた。


 アメリアは三大貴族筆頭のローズ家の長女であると同時に、ただの十五歳の少女であると言うことに。


 特別なことなどありはしない。普通の人間と同じように、彼女にだって弱い面はある。


 だからそれに寄り添ってもいいのだと。


 昔、師匠にしてもらったように、アメリアにできることが俺にもあるのだ。


 もう自分に言い訳はしない。もう待っているのは、終わりだ。


 俺は進んでいいんだ。この選択は、間違いじゃない。


 それはみんなが証明してくれた。


 だからあとは……思うままに、俺はアメリアの力になればいい。



「みんな……ありがとう。行ってくる。そして、アメリアに伝えてくる。俺の想いを」

「うん……っ!」

「行ってきなさいっ!」

「レイ……頑張れよっ!」



 エリサ、クラリス、エヴィの間を抜けるようにして俺は走り出した。


 今はただ、アメリアに、早く彼女の元にたどり着きたいと……俺はそう願いながら……この宿舎から出て行くのだった。



 ◇


 

「アメリア……ここにいたのか……」

「ど……どうして……ここが……?」

「訓練の時から、アメリアの逃げる場所は熟知しているさ」

「そ、そんな……だって……だって……私は……」


 見つけた。色々となところを探し回った。これだけ人の多い場所では、アメリアの痕跡だけ追うのは難しかった。



 でも俺はきっと、彼女はここにいるのだと……思った。



 アメリアは逃げはしない。でも、内心ではきっと逃げたいのだろう。


 アリアーヌのあの固有魔術オリジンを見てしまえば、恐怖するのは当たり前だ。だからアメリアは、この場所で一人で嘆いているだろうと考えてここまで来た。


 そして膝を抱えているアメリアに近づいていくと、俺もまた腰を下ろす。視線をアメリアに合わせて、その震えている手を……握りしめる。


「アメリア……俺は……俺は怖かったんだ……」

「え……?」


 俺の手もまた、震えていた。

 

 情けないとも。こうして向き合うと覚悟を決めたのに、未だに俺の心は怖がっている。


 人に向き合うのは……こんなにも怖いのかと改めて思う。


 でも、それでも……告げる。


 それが俺がここにきた意味なのだから。


「俺は分かっていた。いや、俺だけじゃない……ここに送り出してくれた、エリサ、クラリス、エヴィのみんなも……アメリアが悩み、苦しんでいるのは分かっていた……」

「そう……そうなんだ……みんな、分かってたんだ……あ、あはは……その……がっかりした? 三大貴族のローズ家の長女がこんなざまだなんて……わ、笑っちゃうよね……?」


 アメリアは無理やり笑顔を作りながら、涙を流していた。


 いやそれは、笑顔にもなっていない。ただ顔を歪めながら、俺の顔色を伺うように……じっと見つめてくる。涙を流しているというのに、中途半端な笑顔を作って、取り繕おうとしている。


 あまりにも痛々しいその姿。


 俺はそんな彼女の手に指を絡ませるようにして、再び握り直すと……さらに言葉を続ける。


「アメリア……話してほしい。俺は君の心が知りたい……俺は触れ合いたいんだ、君の心に……もう、逃げたくはない。後悔はしたくない……だから、正直に……話してほしい。もう取り繕う必要も、仮面をつける必要も、ないんだ」

「そっか……やっぱり、レイは……分かっちゃうんだ……そっか……あーあ、本当に私って……どうしようもないね……」


 それからアメリアはポツリ、ポツリと、自分の過去を語り始める。今まで何を想って生きてきて、どうしてここにたどり着くに至ったのかを。


「私はね……ただずっと、周囲の願うアメリアをね……演じてきたの……勝手に他人が思う自分を想像して、振る舞って……ローズ家の長女にふさわしい自分になるためにね。ずっとそうだった。周りと比較して、レベッカ先輩もそうだし、特にアリアーヌとはずっと……ずっと比較されてたの……この大会が始まっても……私はいろんな人に、ローズ家の長女だからその結果は当然……って言われているのは……知ってたの。それで、ずっと頑張って、頑張って、頑張って、頑張って、ここまできた……でも、ははは……レイの過去に比べれば、こんなのって本当にどうしようもない……ことだよね? 本当に些細なことで、あなたの悲惨な過去と比べれば私なんて……」


 呆然と、ただ下を向いてそう告げるアメリア。


 零れ落ちる涙が、地面に広がっていく。


 そんな様子を見て、俺はさらに言葉を紡ぐ。


「アメリア。自分の過去と、俺の過去を比較しても意味はない……俺の過去に比べて、自分の苦しみが軽いと思って……君は楽になったのか?」

「それ、は……それ、は……」

「そうだ。そんなことはない。その苦しみは、誰かと比較しても……癒されはしない。分かっているさ、俺も経験したことだから……人の悩み、苦しみとは……絶対的なものだ。だから、比較しても……意味はないんだ。アメリアはずっと苦しんできた。そうだろう……?」

「そう……その、通りだよ……ずっとね……ずっと辛かったの……苦しかった……どうして、こんな思いをしてまで、生きていくんだろうって……ずっと、ずっと思ってたの……」

「……」

「みんなと出会って、レイと出会って……何かを掴めると思った……この大会で優勝できれば、私はきっと何者かになれると……そう……私は考えてたけど……ははは……結局、アリアーヌには勝てないよ……いつまで経っても、私は……籠の中の鳥でしかない……ねぇ、レイ。どうして、どうして私は生きているの? 偽って、自分を演じて、理想の姿を体現している……それでも彼女に届かない……届くことは、ない……こんな私の人生に……意味ってあるの……? ねぇ、教えてよレイ……私は、どうして……生きているの……?」


 重なり合わせる手と手。

 

 いや、今重ねているのは俺とアメリアの心と心だ。


 やはりアメリアはその内に抱え込んでいた。何か過去に劇的なものがあったわけではない。だがアメリアの苦しみは、ずっと何十年にも渡って続いている。その苦しさは相対的なものではない。アメリアしか知り得ない、絶対的なものだ。


 そこに踏み込む以上、俺は……彼女に伝えるべきことを伝えたいと思う。


 きっと俺は上手く言葉にできないのかもしれない。


 でも、それでも、彼女の心に触れたいと願った俺は……いつかの自分がしてもらったように……誰かを救えるのだと。


 俺は命を奪うだけではなく、誰かを救ってもいいのだと、そういう生き方を選びたかった。


 だからこの想いを、言葉にすればいい。



「アメリア……人間に、生きる意味などない」

「それって……どういう……」

「……俺たちに、人間に意味などない。人の生み出すものは、全てが先に目的がある。その目的という願いを元に、人は多くのものを生み出した……でも俺たちは、その目的の前に存在がある。俺があの戦争を経験するしかなかったように、アメリアも貴族という枠から出ることは……できない。俺たちに、崇高な意味などないからだ……生きる意味など、ない。俺だって、そんなものは……分からない……」

「そ、そんんな……でも……それなら、私は……私はどうしたら……どうしたら……いいの……? レイにも……分からないのに、意味もないのに、どうして生きるの……? ねぇ、どうして……?」



 俺は抱きしめた。もう外聞などどうでもいい。ただただ、感情のまま行動を起こした。その縋るような双眸を、絶望に染まる彼女を、俺はただただ救いたいと思ったから。


 思えば……ここまで感情的になることなど、なかった。


 それは怖かったからだ。この感情を晒した先に、何が待っているのか。


 拒否されてしまうのではないかと、考えてしまうから。


 でもそれはアメリアも同じだった。だからこそ、俺はこの感情を……今だけは曝け出す。


 想うことを、ただ想うままに言葉にするのだ。


 そして、力の限りアメリアの体を抱きしめて……さらに言葉を紡ぐ。



「でもアメリア。俺たちは、人間は、生きる意味を……見出せる。生まれた意味はない。生きる意味も、初めから存在などしていない。でも、でも俺たちは……意味を見出せる。自分の人生は、自分で意味を作るべきなんだ……だから俺は、君と一緒に探していきたい……そして、みんなと一緒に探していこう……俺だって弱い。人間はそういう生き物だ。完璧な人間など、存在しない……誰だって弱い面がある。だからこそ……こうして触れ合って、心と心と重ねるんだ……それじゃ、ダメか? 一緒に意味を探すのは、君の生きる意味に……ならないか……?」



 ずっとこれを伝えたかった。


 誰かの借り物の言葉ではなく、俺は心から想うことを彼女に……こうして伝えたかったのだ。


 俺は共に進みたいと願っていた。


 互いに寄りそって、前に進んでいきたいと。そう言葉にするのが、こんなにも難しくて、怖くて、これほどまでに時間がかかるなんて思ってもみなかった。


 だが、一度覚悟を決めると自然と伝えることができた。


 アメリアの心に俺の心が触れるような、そんな感覚を覚える。


 そして、彼女はしばらく黙ったまま……涙を流して、再び言葉を紡ぐ。



「う……ぅうう……ぅ……いい、の……? 私が、こんな私が……側にいても……? うぅ……こんな、にも……弱虫で、泣き虫な、私でも……いいの? 一緒に、みんなと一緒に……レイの……あなたのそばに……いても……いいの……? もう偽らなくても……そのままの私でも……弱い私のままでも……いい……の……?」

「当たり前だろう……君はいてもいい。生きていてもいい……だから一緒に生きていこう。探していこう……俺もアメリアも……まだ途上だ……だから、行こう、一緒に。進んでいくんだ。苦しみながらも、悲しみながらも、俺たちは生きていこう……一緒に、生きる意味を探そう。その弱さを支え合いながら、生きていこう……俺は君と一緒に、進みたい……」

「うん……っ! うん……っ! うわああああああああああああああああああああああああああああああっ!!」


 アメリアは嗚咽を漏らしながら、ただただ泣いた。


 そして俺は右目から、一筋だけ涙を零した。


 そうだ。


 俺たちは誰もが探しているんだ。生きていく意味を。


 でも一人ではきっと、心が折れてしまう。


 だから触れ合うのだ。求めるのだ。他人の心というものを。


 そして言葉を交わすことで、心と心を重ねていくのだ。


 本当の心の内など、言葉にするまで分からない。だからこそ、俺たちはこの溢れ出る想いを言葉にして、触れ合っていくのだろう。


 そうして成長していくのだろう。


 魔術師としてではなく、人間としても。


 アメリア。もう、大丈夫だ。君のそばには、友人が……そして俺がいる。だから一緒に生きる意味を探して、生きていこう。これから先も、一緒に進んでいこう。


 その先の彼方へと──。

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