第3話【会うべくして出会った二人】


私はそれが悔しくて、彼をもう一度振り向かせるために【闇の組織】に入隊したり、【悪魔の儀式】に参列したり、【全知全能の神】を探しに宇宙まで行った。


だけどみな同じように首を振ると答えは決まって『無理ノー』だった。


そんな途方に暮れ、うなだれる私に一人の男性が声を掛けてくれた。


そう―――タピオカ職人のおじさんだ。

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