賢者ヴォルデさんさらに強くなりたくて転生しました。

@Kamiageabura

プロローグ

 俺の名前はワークス・ヴォルデ賢者をやってます。そんな俺も敵がいなくなった今とても暇です。23歳という若くして賢者になった俺にも弟子は3人います。一人は烈火の炎の使い手のリナ・ヴォルデ、次に幻影の魔術師ルークスヴォルデ、最後に治癒の聖女リーライ・ヴォルデだ。




 なぜヴォルデとみんなついているかというのは簡単だ。この世界では弟子になった人は師のファーストネームを付けるのが常識となっている。だから3人にもつけてやった。しかし、俺は今何もやることがない。数年前に起きた。魔災で魔王を倒してから何もすることがなくなってしまった。俺は英雄と呼ばれるようになったが、そんなこと望んでもいないし、はた迷惑なのだ。




 「師匠炎の制御が難しいから少し見てくれ。」


 「リナは相変わらずの練習成果を見せてくれた。」




 そろそろこいつらも一人前だな。俺は自分の中で最大の魔方陣を書き上げて転生の準備に入った。


 「お前ら3人とも面白いやつだったよ」


 「合格だ。今日から1人前の魔術師としてやっていける。」




 俺は弟子3人をほめた。そして自分の今からすることを3人に嘘なく話した。




「俺はさらに強くなりたいから転生することにした。」


「お前たちは俺のせいで不老不死になってしまった、申し訳ないな。」


「俺は先に行く。お前のこれからの人生に幸あらんことを」




 俺は3人の言葉を聞かないで転生陣を起動した。目の前が一瞬で暗くなり、そのまま暗黒空間に飛ばされてしまった。ここで終わってしまったのか。俺の人生本当に楽しかったな。俺はそのまま眠りについた。

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