057 五月雨にいぶせきなれど…… 句切れなし

――――――

  五月雨の湯殿を


五月雨に いぶせきなれど 湯にひちて 心地もよくも うちしめりけり


・さみだれに いぶせきなれど ゆにひちて ここちもよくも うちしめりけり

――――――――――


[通釈]

 五月雨の季節の風呂を詠んだ歌

 いつまでもしとしと降る五月雨のために気が晴れないけれども、風呂の湯につかって、心地よくもしっとりとなったなあ。


[補註]

・句切れなし。


―――――

五月雨に いぶせきなれど 湯にひちて 心地もよくも うちしめりけり

―――――――



(令和元年五月十八日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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