055 雲居より細き雫の…… 句切れなし

――――――

  五月雨を


くもより 細きしづくの 水の輪を 湿り結ぶ 五月雨の脚


・くもいより ほそきしずくの みずのわを こしめりむすぶ さみだれのあし

――――――――――


[通釈]

 五月雨を詠んだ歌

 空から、細々としたしずくが水たまりに落ちて、そうして、物静かに水の輪を作りだす五月雨の雨脚であるよ。


[補註]

・句切れなし。


―――――

くもより 細きしづくの 水の輪を 湿り結ぶ 五月雨の脚

―――――――



(令和元年五月三十一日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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