　きらめく夜空の星々の中には、無数の物語が眠っているのです。

　彼らは寝ぼけ眼を瞬いて、時折私たちに話しかけてくれます。

　宇宙気流に乗って地球にたどり着いた物語は、最初の輝きは幾分薄められてはいるものの、しかし、内に秘められたものだけは元のまま変わらずに、私たちの元へ送り届けられるのです。

　窓を開けて、流れ星のかけらを拾いなさい。

　星々のささやきを聞いてごらんなさい。

　心を落ち着けて、そっと耳を傾ければ、きっと聞こえてくるはずです。

　あなただけの物語が・・・。

　それはほんのかすかな響きではあるけれど、深く胸の奥にしみこんで全身を満たし、あなたはいつか幸せな気分に包まれている自分を見つけるでしょう。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい