第3話 変態に飯を食わされたので息子がおっきしました

(ヤベェ........この人マジで作ってるよ....)

時間は12時30分。

ご飯を作ってくれるそうだが.....

(まだ名前知らないんですけど!?)

名前も知らない女の人にご飯を作ってもらうのは少し.....いやめっちゃ怖い。


やる事もないので、ご飯を作っている

女の人を観察してみる。

長い髪を後ろで縛り、ポニーテールにして

エプロンをしている。

すっげぇエロいんですけど!?


「やん❤︎そんなに見てどうしたの.....はっ!」


「いや!違うんです!これはその....」


「そうよね!」


(やっと自己紹介してないことに気づいたのか!)


「エプロンと言ったら裸エプロンよね!ごめんなさい...!」


「ドウシテソウナルゥ?」


「すぐ脱ぐわ!」


「え?ちょちょちょちょちょちょちょ!」


「どうしたの?」


「脱がないで良いですから!」


「そんな目で見てたもの!てっきりそういうことだと.....」


「否定できない......」


「ご飯できたよ〜裸エプロンは今日の夜やってあげるからね〜」


「しなくていいですから.....」


息子さんが元気になっちゃいますよ。ほんと。


「すげぇ......」

運び出されて食卓に並んだ料理は

オムライスと鶏肉サラダ。

どうやったらここまで輝くのだよ!?


「食べて食べて〜❤︎」


「い.....いただきます」


オムライスを一口、口に入れる。


「ん!?」


服がはだけるかと思った。

舌触りがよく口いっぱいに広がる卵の旨味が素晴らしい。


「美味いです.....めちゃくちゃ美味いです!」


「よかったぁ!どんどん食べてね?」


「はい!いただきます!」


美味しすぎてすぐに完食。

あれはすごかった............


「ご馳走様でした....今までで一番美味しいオムライスでした!」


「うっ!」


その場に倒れる女の人。

すぐに駆け寄り肩を持つ。


「どうしたんですか!?」


「幸せすぎて腰が抜けちゃった(イっちゃった)❤︎」


「なんで!?」


この人褒めただけでイっちゃったよ!?


「ごめんね....ちゃんと薬が効いたみたい❤︎」


「え?薬?............それってどう言う?」


媚薬愛を育む素晴らしいお薬よ?」


「嘘でしょ!?」


「あと3分以内に輝喜くんにも効いてくるよぉ〜!!!」


バッと抱きついてくる。


「やっぱり罠じゃねーか!」


「ゴムは無しでしましょーねー!!!!」


「名前も知らない女の人に童貞は捧げたくないですよぉ!!!」


「私は、永崎ながさき玲奈れいなよ!」


「そうですか!じゃあ永崎さん離れてください!」


「ごめんムリィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!」


「やばい!犯される!?」


目はハートになり、息も荒い。

黒い髪の毛はエロく、もう理性がやばい。

・・・なんだよ。

しょうがねーだろ?媚薬はいってて

さっきから息子さんはおっきした状態なんだよ。


「じゃぁ.....リトル輝喜君にもご挨拶しようかなぁ....!」


ベルトに手がかかる。

その瞬間。


「・・・」


俺が永崎さんを押し倒す形になった。


「どうしたのぉ....輝喜くぅん.....」


「・・・」


「やんっ❤︎あっ...ん!」


気づいたら胸を揉みしだいていた

もう一回お預けされてるんだよ...!

どうにでもなれ!

理性と性欲

選ばれたのは性欲でした。


童貞の僕にはここから先がわかりません。

とりあえずキスでしょうか?

視線を永崎さんの方へ持っていく。


「ん❤︎.....したいなら....いいよ?」


顔を真っ赤にして指で自分の唇を触っていた

なにこれすげぇエロい!!!!


「いきますよ.....」


いよいよキス本番。

もう合意だからいいよね....!


ゆっくりと顔を近づける。

あと数ミリで唇がつくその瞬間....!


ピーンポーン!

「宅配便でーす」


性欲は一瞬にして消え去り、

賢者タイムへと。

くそがぁぁああああああああああああああ!


そう簡単じゃねーよな....


「俺行ってきます....」


「............」


トントンと無言で肩を叩いてくる。


「はい?」


刹那。

チュ.....

唇にもう一つの唇が重なる。

それは一瞬のキス。


「え...?ええ?...ええええ!?」


永崎さんが何も言わずに宅配を取りにいく。


どうしよう....めっちゃムラムラする!

性欲復活。


ファーストキスは一瞬にして

許嫁、永崎玲奈によって奪われた。


これからどう接すればいいの!?


わかっていることは

キスする瞬間、永崎さんは

顔を真っ赤にしていたことだった。

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