デブな俺は今にも犯されそうです。助けてください
テト/ノア
第1話 やめてくれ!頼むからやめて下さい!息子が!息子がぁぁぁぁ!
俺はデブだ。
そう脂肪の塊。
167cm、86kgのデブだ。
そんな俺が
「二足歩行凄いねぇ!呼吸できてすごいねぇ!」
「お願いします!マジで!歩いてるだけでそれは辞めてください!」
「いいのよぉ〜だって私は
「本当にマジでやめてくれぇぇぇぇ!」
この年上の許嫁、
なぜこんなことになったのか。
説明すれば簡単だ。
それは1週間前の朝だった。
俺の家は結構金持ちで、父親が会社の名前を言えば誰もが「あぁ〜!あそこか」となる会社の社長だ。
結構いい家に住んでおり、不自由はない生活を送ってきている。
そんな家の中。朝食中。
「
「何?父さん?」
「結婚してくれ。」
「え?・・・えええええええええええええええええええええええええええええええ!?!???!!!?!?!?!?」
「XU会社の社長の娘と結婚してくれ!」
「ふぅ.......は?」
真面目に結婚しようだなんて言うからビビったぞ.....
「ん?XU会社ってあのスマホ会社の?」
「そうなんだ.....」
「なんで俺なの?」
「交渉材料に使っちゃった!(テヘペロ★)」
「おいコラ息子を交渉材料にするとはいい度胸じゃねーか!表でろ」
俺って交渉材料だったのか.....
「まぁ待て。悪い話じゃないぞ?
相手は美人さんだ。ほら。」
スマホで見せてきたのは絶世の黒髪美女だった。
おしとやかそうだし、眼鏡っ娘。
加えてデッカいときた。
どこがとは言わない。
「確かに......」
「って事で結婚してくれ」
「どう言うわけだよ!?」
「頼むよぉ〜!約束しちゃったんだよ〜!」
こんの父親!
「でも俺四月から高校生だから結婚無理じゃね?」
「じゃあ同居しろ。」
「どうしてだよ!?」
「・・・これは何に見える?」
「ん?何突然?」
突然写真のついたパネルを出してきた。
「行ってくれますかー(超小声)」
「
「よっしゃぁぁぁ!連れてけぇぇぇぇぇ!」
「え?んぐぅぅ!?」
目隠しに手錠。
突然現れた黒服の男たちに取り押さえられ、
痛い目にあう。
「悪く思うな.....輝喜よ」
「(このジジイやりやがった!)」
「(くそったれぇぇぇぇえぇ!)」
車に乗せられ、何処かへ連れて行かれる。
「お坊っちゃまココでございます。」
「ん“ん”ーーー!!」
「今縄を切ります。」
「はぁ!死ぬかと思ったぞ....ってドコ?ココ?」
「あなたたちの家になる場所です。」
「え?俺高校生になるんですけど?」
「ここから通える学校へもう手続きしております。」
「俺の受験勉強の意味は!?」
さっきから話しているのは黒服の男。
そしてここは森?
「引率はここまでです。」
車に乗りすぐに帰って行ってしまった。
「行くしかねぇのか......」
目の前に見えるログハウス的な場所に行く。
外見は木造ですごくオシャレだ。
ドアを開け、中に入ると.....
「お帰りなさい!輝喜くん!」
「え?」
「私にする?私にする?それともワ・タ・シ?」
「あんただけじゃねーか!?」
ついツッコミを入れてしまった。
っていうかこの人さっきの写真の人だ。
この人と結婚すんの!?
無理ゲーじゃね!?
「はぅん❤︎もう我慢できない!」
「ちょ!ま!」
いきなり飛びかかってきた。
めっちゃいい匂いするんだけど!?
「はぁはぁ....!輝喜くんのおなかぁ....」
「あの!?ほんと!一旦離れてください!?」
「はぁはぁ....!!!むりぃぃぃぃぃいい!」
「あっ!こらやめ!アァーーーーー!!!」
これ以上は駄目だ!
俺の俺が!リトル輝喜が!おっきしようとしてる!
てかしかけてる!
そりゃそうだよ。
俺はそこらのラノベ主人公と一緒じゃないんだ。
自制心は弱いんだ。
しょうがないね。
そう出会って30秒でわかった。
この人....!
変態だ!!!!
俺はこれからこの人と暮らさないといけないのか!?
考えるだけで頭がパンクしそうだ。
そして始まったんだ。
俺、
彼女、
同居生活が.....
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