異世界の能力がハンパなくて困ってます!!

上条忍婭

第1話

「ねぇ…… 」

「ねぇ君、大丈夫?」



えっ?

目を開けてみるとそこには今まで見たこともないような美しい女の子が居た。

「あ、大丈夫。」

「あのさ、ここはどこ?」

「君ほんとに大丈夫ー?」

「ここはニューホープシティだよ。」


ん?どこだ。そんな場所見たことも聞いたこともない。

「嘘ついてる?僕を騙そうと。」

「ほんとだよ。君失礼だね。なんで出会ったばかりの人にそんな嘘つかなきゃ聞けないの?」

「だって、僕はそんな場所聞いたことも見たこともないよ。」

「君さぁ、もしかして外国から来た人?」

「は?なんでそうなるの?」

「だってここはこの国の中で1番有名な街だよ。それを知らないってことはこの国の子じゃないってことだよ。君どこから来たの?」

「僕は日本で生まれ育った。ここは日本だろ?」

彼女は可笑しい顔をして言った。

「日本?あなたこそ嘘をついてるんじゃなくって?そんな国は存在しないよー笑」

「え?じゃあ地図を貸してくれ。場所を教えるから」

「いいよ。確か広間にあったはず。」

僕は彼女に着いて行った。

彼女に地図をかりてみてみると、、。

「な……い。」

絶対あるはずの日本がというか世界全体がなかった。全く見たことのない世界地図だった。

「んね?ないでしょ?嘘をついてたのは君!」

「うん、これ本物の地図か?」

「まだ疑ってるの?これは正真正銘の本物の地図だよ。」

「そっか、、。」

僕は今自分の身の回りで起きていることを認めるのに時間がかかった。

「ほんとにこの場所がわからないの?自分来た場所が、、。」

「あぁ、わからない。」

「君の顔を見る限り信じても良さそうだね」

「記憶でもなくしちゃったのかね?」

「とりあえず私の家に泊めてあげるよ。部屋は沢山余ってるし。」

僕は彼女の言葉にあまえてとまらせてもらうことになった。




その夜、僕は夢を見た。

その時はまだこの夢があんなことの始まりだとも知らずに………。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る